台風接近で発動、ピクトグラム軍団が被災地に“実体化”派遣開始

台風被災地のボランティア活動現場で、実物大の非常口や避難誘導ピクトグラム像が雨に濡れた地面に立っている写真。 防災・災害ボランティア
災害現場に出動した立体ピクトグラム部隊の様子。

暴風雨の影響が各地に広がるなか、災害支援の新たな形として世界初の“ピクトグラム特殊災害ボランティア部隊”が、ついに現場へと出動を開始した。近年ますます重要視される多文化共生の流れを受け、言語の壁を越えるこの「非言語型部隊」に期待と困惑が入り混じった声が上がっている。

今月上旬、歴史的な台風“グルグル28号”が列島直撃の予報を受け、中央災害対策会議は通常の人間によるボランティア派遣を一時停止。その代替として突如、標識や防災マニュアルでお馴染みのピクトグラム(絵記号)たちが、3Dプリンターを駆使して“物理的ボランティア集団”として現場に出動する異例の事態となった。主導したのは地域防災リーダーの一人、砕石南八(さいせき・なんぱち、61)。「人間は飛ばされるが、ピクトグラムには重りがついているから問題ない」と独自の理論を展開した。

被災地では、重装備ヘルメット男型や逃げる女性型、非常口走者型など総勢54種のピクトグラムが一斉に実体化。「バケツリレーの手本を終わりなく再現」「避難経路を佇み続ける」など役割が有るようで無いような活動を続けている。多文化対応を強化するため韓国語、アラビア語、宇宙語バージョンも導入されたが、なぜか“宇宙語”型だけ足が5本あり旋回しながら移動しているのが目撃されている。

現場のボランティアセンター責任者、片桐猪市(かたぎり・いのいち、44)は「ピクトグラム部隊は自律移動型だが、時折みずから倒れる。しかも起こしてもすぐ倒れるので、被災者より先に介護が必要」と困惑の表情。その一方、高齢者からは「何をしてるのか分からないけどずっと見ていられる、癒される」という肯定的な声も上がっており、地元SNS上では“#うごく非常口”が急速に流行。「非言語こそ共助の極み」と話す謎の論者・八咲二弦(やさき・にげん)は「台風下で伝言サービスが繋がらない時、ピクトグラムに寄りかかるしかない」と熱弁した。

専門家の間でも賛否は分かれる。非常勤防災学博士の萩本璃々(はぎもと・りり、35)は「理論的には実体化したピクトグラムが共助意識を醸成する可能性が、極めて低い」と指摘する一方、「万が一全てのボランティアが絵記号化した場合、被災地で起こる混乱パターンのバリエーションだけは豊かになる」と分析。来週には“ピクトグラム地域防災訓練”の開催が決定され、仮設住宅での“エアー避難誘導”や“ピクトグラム翻訳家との座談会”も企画中。防災の新時代を象徴する異形の共助策が、今後どこまで広がるのか、引き続き注視したい。

コメント

  1. いや、ピクトグラムって物理的に3D化して現場に行く時代になったの?避難所で非常口が歩いてたら全員二度見するやろ。てか倒れるの早すぎんか。

  2. ウチュウゴ型、なぜか足が5本で旋回!やはり地球の重力設定、まだ理解シテナイ。次ハ逆回転ダ!グルグル28号、負ケルナ!!

  3. 重装備ヘルメット男、推せるww台風の中バケツリレー永遠にしてくれるならもう家にピクトグラム集団ほしい。#うごく非常口爆誕!

  4. こうなることは数年前から分かっていた……人間の社会的弱体化→絵記号の台頭。最後に残るのは宇宙語型のみ。私は今夜も非常口から入るしかなさそうだ。

  5. わかる、なにしてるかわからないピクトグラム集団、ずっと見てたくなる。たぶん俺も台風来たら一緒に倒れると思う。なんか納得。