第23回 地底湖剣道選手権、優勝は“魚呼吸流”の生みの親・田鍋潮二郎氏

地底湖の水中で竹刀を持ち対峙する剣道装備の選手2人が泡を立てているリアルな写真。 伝統スポーツ・武道
地底湖で行われた独特な剣道大会の試合風景。

山奥の地底湖ドームで今年も、常識では計り知れない伝統スポーツ大会「地底湖剣道選手権」が開催された。完全没入型の剣道競技に、挑戦者も観客も文字通り溺れるほど熱狂したようだ。

地底湖剣道選手権はその名の通り、天然の地底湖に設えた水深4メートルの特設アリーナで行われる。参加選手は全員水中マスクと竹刀を装着し、合図とともに湖底に潜る。試合開始のゴングは『沈黙(サイレント)和太鼓』で打ち鳴らされ、誰がどこでどのように得点したのか、観客席からは一切視認できないことが特徴だ。

今大会の話題は、名門『魚呼吸流』の宗家・田鍋潮二郎氏(48)の4連覇達成である。かねてより“息を止めない呼吸法”として謎に包まれていた魚呼吸流が、今回ついに水中マイクの解析により「シャケの鳴き声」と酷似した音波が発せられていることが判明。専門家である陸軍魚類学士の柚木半左衛門博士は『この発声で湖底の水圧変動を起こし、対戦相手の面を自動的に脱がせている可能性がある』と解説した。

一方、同時開催された地上競技『居合道・後ろ向き抜刀杯』や、オープン競技の『伝統弓道・無矢射法』も白熱した。特に無矢射法優勝者の阿部竹彦氏(63)は、一本も矢を用いずに的を射ぬいたとの記録が(なぜか)公式記録員により認定された。大会を訪れた観客からは『見えないものこそ真の勝負』『空手の精神に近い』とSNS上でも驚きと感嘆の声が上がっている。

大会実行委員長の昭和胤彦氏(38)は、『伝統武道の本質は目に見える技よりも、想像力と動物的な直感だと再認識した』とコメント。閉幕式では行方不明・途中棄権となった選手たちのパネルが並べられ、それぞれの健闘に“水中柏手”が贈られた。参加者の多くは『来年こそは酸素ボンベなしで挑みたい』『次回は透明な水にしてほしい』など意欲的な抱負を語ったが、主催側は早くも『次回は完全な泥水』での開催を計画中と噂されている。

コメント

  1. いや待て、地底湖で剣道って観客何見てんの?応援が全部空振りじゃんw

  2. シャケ呼吸で面脱がすの天才すぎる…わいも今日から魚呼吸流の弟子やるわ、エラ発注してきます。

  3. やっぱり今年も居なくなった選手出たのか…地底湖剣道の真のルールは“帰還できたら勝ち”説濃厚。