健康志向が高まる近年、各地でウェルネスツーリズムが多彩な進化を遂げている。中でも全国を驚かせているのが、突如現れた「走るウェルネス列車」での異次元スポーツイベントだ。ヨガマットと薬膳鍋、そしてアロマオイルに満ちた車両を舞台に、常識を覆す旅が幕を開けた。
「健康になりたい乗客のため、停車駅を廃止し、終点を存在しない場所に設定しました」──こう豪語するのは、ウェルネス列車『ムーブメント無限号』の運行責任者、蓮井一槌(はすい いっつい、42)。列車は発車すると同時に乗客に“全車両ヨガ開始”を要求、床から突如マットが噴き出し、揺れのリズムで自動エクササイズが始まる仕組みだ。車掌はアロマオイルの香りを拡散しながら「息を吸って〜、発車ベルとともにポーズチェンジ!」とマイクで誘導、停車の予定はない。
だが列車のカオスはこれだけに留まらない。3号車には“薬膳忍者シェフ”紅井クミスケ(べにい くみすけ、55)が待ち構え、走行中の揺れを利用する特殊調理法“ウェーブ薬膳”を披露。高速カーブで器用に薬膳鍋を揺らしながら、身体に効く(と主張する)スープを全員に配るという。「乗客全員の気をスパイス代わりにした」「チャクラとコラーゲンを同時に活性化した」等、理解不能なうたい文句が車両に響く。
乗客からは悲喜こもごもな声が上がる。初乗車の公務員(36)は「発車5分後からフラミンゴのポーズで降りられなくなった」と困惑。一方で農家(70)は「子どもの頃から“走る餃子”を追いかけてきたので、これぐらいは朝飯前」と謎の自信を見せる。全身から出る芳香と謎スープの蒸気によって、車内の湿度は常に驚異の92%を維持しているという。
そんな状況に、ウェルネスツーリズム研究家の瓜生キリト(うりう きりと、流体健康学教授)は「もはや健康とは何か再考する時代。動くことで本当の静寂が得られる可能性がある」と難解なコメント。SNSでも《薬膳スープで二日酔いが爆速再発》《腹式呼吸を強要された祖母が突然倍のスピードで歩き出した》などの目撃報告が絶えない。“降車できぬ健康旅”は新たな社会現象となるのか、今後も混乱の渦中から目が離せない。



コメント
一周まわって健康って何だっけ?健康を追いかけて終点失くした人間の末路を見ている感じ。降りるタイミング、誰か教えて。
待て、俺のチャクラだけ全然活性化しないんだが!?スープ飲んだら幽体離脱しそうになった。次は発車ヨガ限定スパイス配布してくれww
92%の湿度…それはもはや温泉。朝起きて湿気でヨガマットが海苔になっていそうな未来しか見えません。
これは政府の健康管理計画の新しい形…?最後に全員がひとつのチャクラになるまで降ろさせない気か。アロマオイルに隠された秘密、俺は知っている。
わかる。俺も昔、走る餃子を追って三日三晩歩き続けたことがあるから、このウェルネス列車は本能で納得した。身体より笑いの活性化が止まらんw