世界各地で大混乱を引き起こしている未曾有の自然現象が発生した。現象の発端は、午前9時42分、気象衛星「オロチ7号」に搭載された超感情センサーの異常反応。観測史上はじめて、大気圧そのものが“怒り”の信号を発したのだ。大気圧が複数の言語で「もう耐えられない。私の上で好き勝手呼吸し続けて、アンフェアだ」と全世界に向けてアナウンスし、突然すべての生き物に対し“呼吸禁止令”を発したことが確認された。
全国気象管理機構の主任天空圧担当・雲谷パスカルさん(42)は「今までの大気圧は無言で我々を圧迫していただけでしたが、ついに自己主張を始めたようです。大気が本来持つ潜在的ストレスが、過度な酸素吸引・過剰な窒素夢遊・気圧好き勝手運用等の影響で爆発した可能性があります」と困惑混じりに語る。日本全国の学校は「呼吸休校」、企業は「深呼吸による減給」を導入するなど、各所で対応が急がれている。
周囲の雲も抗議行動に同調。秋田県上空では、クラゲ型積乱雲500体が「呼吸やめろ」の文字をかたどり大行進。頭上で雨粒によるモールス信号を打ち始め、地上の人々は傘をさしつつも意味を解読し汗だくになっている。さらに、ある酸性雨団体は「大気圏の革命だ」と声明を発表し、ついには気象庁庁舎に“エアロゾル爆風”を送りつける奇襲まで発生した。
SNS上でも反響は大きい。主婦の夢野ミサエさん(39)は「家族全員でくじ引き呼吸制にしました。息を吸う順番を決めるドキドキ感が新しい家族の絆になっています」と語る。他にも“換気扇外交”や“酸素マスク密売”に関する噂が飛び交い、「#今日の空吸いたい」「#一息ご法度」など大気圏関連ハッシュタグがトレンドに躍り出た。
なお、専門家の窒素研究家・古平レグルス教授(61)は「大気圧の意思表示は一過性のインフルエンスかもしれないが、現時点では全人類が一時的にマグロを見習い、エラ呼吸トレーニングを開始すべきです」とコメント。人々は今日も青い空を見上げ、ため息ならぬ“ため吸引”を密かに続けている。
コメント
いや、大気圧さんついにブチギレたのか…そりゃ呼吸勝手に使われまくってたら怒るよな。次は重力さんも怒りだすのでは?
ククク…待っていたぞ、人類がついにエラ呼吸を始めるその日を…!さあ、みな水槽にお帰りッ!
ジャンケンで息吸う家族、新時代w でも換気扇外交はちょっと意味が分からんww #天井から平和
なぜか分かる気がする…俺もずっと空気吸われてたら一度くらいキレたい。大気圧さん、たまには休んでいいぞ。
呼吸禁止?逆に無呼吸チャンピオン大会開幕の流れでは!?(既に3分息止め中 ←)