顔だけサブスク、爆誕──児童達が偶像“替え顔”でバーチャル町内混乱

体育館で同じ歴史的人物の顔になって縄跳びをする複数の小学生たちと、戸惑う先生の様子。 サブスクリプションモデル
顔サブスクで同一人物の顔になった小学生たちと困惑する先生。

課金文化が深く根付いた現代社会で、業界を震撼させる新サービスが奇跡的な誕生を果たした。顔面交換スタートアップ「フェイスフリップ社」が開始した、『顔だけサブスク』が、子どもから高齢者まで泣いて笑う大波紋を巻き起こしている。

フェイスフリップ社がこの度リリースしたサービスは、月額299円から「今日のオススメ顔」を即日配信するという画期的なもの。AIが毎日生成した数百万種の“顔”から、ユーザーはスマートミラーやARゴーグルを通じて自由に着脱・交換が可能で、3歳から99歳まで幅広い年齢層に愛用されているという。ユーザーランキング1位の小学生、筑島あらた(10)は「給食のたびにクラス全員が校長先生の顔になって爆笑した。先生も混乱して職員室に避難してた」と話す。

サービス開始後、町内各地で自分の顔を見失う『顔渋滞』が慢性化。つくば市新谷町では、全児童が同時に“歴史的偉人顔サブスク”に切り替えた結果、21人の織田信長と16人の卑弥呼が体育館で縄跳びを競う事態に。町のクリーニング店主、古井温子(58)は「いま誰が自分の子か分からない。夫も時々、坂本龍馬の顔で帰ってくるので返事をしそびれる」と困惑を隠せない。

サブスクが生み出す“顔バリエーション格差”も深刻だ。高額プランでは月替わりで希少生物顔や“雲丹モチーフ”、名画『叫び』顔、極地探検家セットなどが選択できる一方、無料プランでは「見覚えのある八百屋のご主人」か「ランダム男子」の2択しかない。動画配信系インフルエンサー、膳所たいち(27)は自身の配信で「今月は顔が12回変わった。最終的にファンから“よく分からないトーテムポール”扱いされ、コメント欄が謎の盛り上がり」と語る。

専門家の間でも賛否は分かれる。課金生態学者の土師覧子(48)は「顔の多様化は社会的摩擦を緩和するが、記憶力低下や“顔名刺”の需要増など予想外の副作用を生んでいる。今後は“顔ロック”機能や、名札巨大化など各方面で対策が急がれるだろう」と冷静に分析した。SNSでは『明日こそ本当の自分の顔に戻る!』という集団誓約運動も発生。だが、今日もどこかで“顔だけ校長先生”が町を悠然と闊歩している。

コメント

  1. いや、顔渋滞てパワーワードすぎるだろw 給食で全員校長先生の顔とか夢に出てきそう。名札巨大化にはちょっと笑った。

  2. 私も実は本当の自分の顔、もう3年くらい見てない。明日こそ、明日こそは戻る!でも多分また雲丹になっちゃうんだ…

  3. 無料プラン、八百屋のご主人だけって逆にクセが強いんですが。なんでランダムじゃない男子も混ぜた?開発会議混乱してそう。

  4. なんかわからんけど、この混乱、すごく納得した。うちの町内でも筒井順慶が4人いたらたぶんこうなる。

  5. 名画『叫び』顔で通勤してエレベーター乗ったら、全員信長だったらどうしよう?新しいホラー映画できそう。