ウミガメ博士が砂浜を防衛、謎の“流れる足裏”現象でSUP大会大混乱

砂浜で特殊なサンダルを履いた人々やウミガメが一緒に波打ち際へと流されている様子の写真。 海岸
砂も人もウミガメも一斉に動き出した鳴浜海岸の混乱の現場。

全国有数の砂浜を有する太平洋沿岸の鳴浜海岸で、今週末かつて例を見ない混乱が発生した。ウミガメ保護と観光フットパス整備が進む本地域で、「砂浜浸食対策」と称し始動された最新プロジェクトが、謎の“流れる足裏”現象を招いたのだ。現場ではSUP(スタンドアップパドルボード)大会、アオバトウォッチング会、藻類研究部員、さらには海水浴客が未曾有の混沌に巻き込まれた。

発端は、ウミガメ生態学の第一人者として知られるキヌカワ・ゲンタ博士(67)が主導した『砂流動促進フットパス』だった。博士は「ウミガメの移動経路を守るには、砂の分布をフットパス利用者の歩行によって均一化すべき」と主張し、自走式足裏サンダル『SUNAUMI(スナウミ)』300足を無料配布。着用者の足元を自動で滑らかに移動させるこのサンダルは、歩くほど砂をならし、海岸の砂粒が“自発的”に波打ち際へ行進し始める仕組みだった。

だが、発売初日に参加者が道を歩き出すと、砂があまりに忠実に“流れる足裏”現象を再現。歩けば歩くほど足裏の砂が波のごとく移動し、人も砂も止まらぬループへ突入。あっという間に足元の地面が動く“ビーチベルトコンベア”状態に。これによりSUP大会参加者14人は、ボードとともに観客スタンドまで謎の砂流に逆流し、アオバトの観測隊は双眼鏡を持って天を仰いだまま円形ルートを延々と回遊する羽目に。地元の藻類研究部員タシロ・ソチコ(20)は「せっかく採取した海藻が全部自分より速く移動していく」と肩を落とした。

ウミガメたちも例外ではなかった。夜間、上陸したウミガメ母子48組が“波打つ足裏サンダル現象”に巻き込まれ、一斉に東西へランダムドリフト。これに帯同した地元保護団体『かめかめ未来会』が、間違えて海亀の仮面舞踏会を開催する事態も発生。しかも一部のウミガメは突然、サンダルに懐いて回収不可能になる混乱が報告されている。SNSでは〈父親ウミガメがそのまま食事会に紛れ込んだ〉、〈自分の足より海藻が速い時代が来た〉等、困惑と爆笑が交錯する声も多い。

なお砂流動ベルト化の影響で、フットパス利用者の平均歩行速度は毎時15kmに達し、海水浴客のタオルやパラソルまで海流とともに砂ごと集団失踪。浜辺の遺失物として『海藻で編まれた足跡』や『流れる潮流方向指示板』も相次ぐ事態となった。なお、キヌカワ博士は「想定以上の砂の協力性が発揮された。ウミガメ保護も進み、来年は足裏で奏でる砂ミュージカルを企画中」と前向きなコメントを寄せているが、砂と人と亀が全員“歩きながら海へ向かう”新常態は、いまだ収束の気配がない。

コメント

  1. いや、もはやどこからツッコめばいいの?砂の自律行動とかフットパスで流されるSUPとか、博士何目指してる?笑

  2. おいらの夢は足裏サンダルで宇宙に行くことだったが、砂が先に海に行った。敗北。

  3. おれのタオル返してくれ!てか砂ミュージカルって何歌うんだよwww『サンド・オブ・サイレンス』か?

  4. なるほど、砂も人生も流動する時代ですね…なんとなく納得です。ウミガメも移ろいの美学。

  5. これぜったい砂のAI化実験でしょ?人間より足速い海藻も現れてるし、日本列島ごと泳ぎだす日は近い(確信)