世界中のスポーツファンを騒然とさせているのは、パリオリンピック委員会が突如発表した新競技「団体迷宮競技」の初開催だ。アスリートたちが巨大迷宮に放り込まれ、チームで出口を目指すという新種目は、その運営方針から選手選考に至るまで、常識を超えた混乱と興奮を巻き起こしている。
今回の舞台となる競技場は、全長48kmに及ぶチームラボ的アスレチック要素満載の迷路。“地上2階—地下4階”の構造を誇り、選手らは競技直前に各自くじ引きで「壁抜けシューズ」「鳴き声コンパス」「自己暗号化地図」など不可解な装備を与えられる。出口は毎日場所が変わり、観客席からは迷宮内の様子が一切見えないため、“予想も応援もすべて幻になる”と評される。主催責任者のフリッジ・バルモード氏(パリ五輪迷宮部門部長)は、「選手が迷ってこそ真のスポーツ精神。団体戦の核心は“仲間割れ”にある」と語った。
注目を集めたのは開催直前のドラフト会議。選手指名だけでなく、コーチや応援団、さらにはなぜか“迷宮内で囁き続ける声担当”や“ルールを即興で変更する即席審判”など、100名超のサポート役がくじ引きで編成された。チームマルッコ(キャプテン:バストリン・ニジマカワ、34)は初手で元水族館スタッフのキリノ・ロータス(28)を迷宮魚類識別係として指名、続くチームプリマビータは“体力限界突破係”の枠に設計士のソフィヤ・マラノフ(42)を選出した。“ウィメンズスポーツ強化”が叫ばれる中、ウイ・リーカス(27)は独自の障害物飛び越え術を武器に迷宮内に挑む構えだ。
競技は5日間に及んだが、第2日には出口の一つが消え、第4日には選手の3分の1が『鏡の部屋』で永遠の自問自答に入ったまま脱出不能となった。SNSでは「チームメイトが壁に説教されたまま消えた」「出口がドアじゃなくバナナだった」など、迷宮からライブ配信された奇妙な報告が相次いだ。専門家のバヌージャ・プロメト(スポーツ混沌学者)は、「迷宮内の体力消耗は現実世界と逆で、“座って考え込むほど筋力がつく”という逆説的効果が観察された」と分析する。
最終的に優勝を果たしたのは、全員が迷子常連という逆境を活かしたチームノアルサーク。出口に5人全員同時に“後ろ向きで節分の豆まき”をしながら到達するという不可解な戦略が勝因だとされる。観戦していた小学生のガラモン・スミオさん(11)は「出口を探す競技なのに、みんな途中から“自分を探し始めてた”のが面白かった」と語る。各国のスポーツ関係者からは「次回は迷宮内での記憶喪失持ち込みを公式に認めてほしい」との要望が相次いでいる。



コメント
迷宮で筋力つくってどういう理屈なんだよw てか出口がバナナって農林水産省もついてこいって感じじゃん。なんかもう突っ込む気力すら奪われた…
うおおおお!迷宮!囁く声担当!ここで人生終わる覚悟できたぞ!!壁抜けシューズ履いて会社にも行きたかったー!五輪よ、次はエレベーターかカヌーで頼むよ!!!
これBGMが『迷宮組曲』じゃなかっただけで全て幻覚だった説に一票。てか、自分を探し始める団体戦…深い
いや、途中で出口が消えたりバナナに変わる時点でスポーツの定義ぶっ壊れてて草草の草。逆に観客見えないのは現代社会への皮肉だと思っておくw
仲間割れこそスポーツ…なるほど、確かにサッカーでも最後はみんな心の迷宮に入るよね。わかりませんが、妙に納得しちゃった。