自治体まるごとIoTカブトムシ化 ついに人口ゼロで仮想大都市へ転生へ

田園風景の中に巨大なロボットカブトムシがたたずみ、体に電子回路やインターフェースが組み込まれている写真。 デジタル田園都市構想
全域が「IoTカブトムシ」に転生した未来の自治体・大樹県のイメージ。

人口減少とインフラ維持の問題に苦慮する大樹県は、今週、画期的なデジタル田園都市構想を実現すべく、自治体ごと「IoTカブトムシ」として集約・再起動する施策を発表した。住民ゼロ、役所ゼロの新たな行政運営モデルに全国が騒然となっている。

大樹県は10年以上にわたり人口減少が続いた結果、ついに今年度の住民数が公式に『0.97人』となり、AIによる自動繰り上げ処理の末、自治体そのものをIoT化する極端な試みとなった。県の公式声明によれば、全域の土壌インフラは巨大電子カブトムシ・『ダイジュームシ』に転生。これにより、土地情報・住民データ・防災機能・遠隔診療・マイナンバーカード管理・給付金配布はすべてカブトムシの体内回路で処理される仕組みだという。

『ダイジュームシ』は、全長43.7メートル、重量12,000トンのメタバース接続型ロボットで、行政窓口も触角をインターフェースとして対応。県外からの申請や苦情は、カブトムシの左羽根パネル内でコガネムシAI審査室らにより審議される。県財政課の草野ホンゴウ課長(自称/推定週40時間休眠)は「週1回の脱皮ごとに町名が自動で変更されるので、住民台帳も流動的」と説明するが、その住民がゼロであることには一切触れない。

この革命的な行政運営は、デジタル庁も驚きを隠せず、公式Xではプログラム主任の犬飼ルリコ氏(31)が「もはや人間の手続きは時代遅れ。これからはカブトムシ体内IoT化を全国的に推進する方針」と投稿し、8.9万バーチャルイイネを獲得した。SNSには『人口ゼロでも地方創生できるのか?』『今後引っ越しはカブトムシ内ジャンプ?』といった戸惑いの声や、「カブトムシ型自治体にふるさと納税したい」という奇特な応援も溢れている。

現在、大樹県では遠隔医療ゾーン(後脚センサー部)を皮切りに、IoT桑畑(ツノ部分)、行政書類自動シュレッダー(口元部)など、各機能ごとに町割りを進行中。県関係者は「次年度には全国の人口減少自治体10%をカブトムシ・システムへ融合予定。2050年にはギラファノコギリクワガタ型首都計画も視野に入っている」と鼻息荒い。現時点での最大の課題は、夜になると自治体そのものが樹液を求めて自走離脱する現象であり、帰巣本能アルゴリズム調整が急務だとされている。

コメント

  1. いや、さすがに人口0.97人で自治体運営できてたのもすごいけど、最終的にカブトムシ化は飛躍しすぎでしょ。行政窓口が触角て。

  2. ぼくの町もはやくバッタ型になって空飛びたい。あと住民台帳の脱皮とか、来世の俺に期待。

  3. 全国の自治体よ、今こそ殻を破って成虫になれ!次はダンゴムシ市とかどうですか?まるまる自衛機能付きで。

  4. カブトムシの左羽根パネルが行政窓口とか、想像したら絶対押しボタン多すぎてパニックwww 全部コガネムシAIに丸投げでいいじゃん!

  5. なるほどね、自治体も脱皮しながら進化する時代か。次は俺もカブトムシの体内に引っ越すしかないな…納得。