虹色アルパカ橋、急増する“映えカフェ巡礼者”で崩壊危機──カラフル壁を食べる謎現象に迫る

虹色に発光する橋のカラフルな人工花の壁を若者がかじり、周囲で人々がスマートフォンで撮影している様子。 映えフォトスポット
“映え”を追う人々が集まる虹色アルパカ橋で、カラフルな壁をかじるユニークな光景が話題になっています。

北海道と九州を結ぶ全長3,000kmの「虹色アルパカ橋」が、昨今の“究極映えフォト”ブームにより信じがたい事態を迎えている。橋全体が七色に発光し、歩くたび音階を奏でるその奇抜な構造は従来から人気だったが、あるカフェ愛好家集団「カフェー巡礼隊」が毎日数千人規模で押し寄せたことで想定外の“壁喰い”現象を引き起こした。

虹色アルパカ橋は、地元住民の要望により設計された“移動しながら自然と都市を堪能できる立体歩廊”として誕生した。特徴的なのは橋の両脇を覆う“カラフルウォール”。この壁は500万本の人工花で覆われており、人工知能搭載の応答システムが通行人のポーズや掛け声に反応して色や模様が自由自在に変化する。2025年4月よりSNSで「この橋だけで1024通りのプロフィール写真が撮れる」と拡散され、特に新設された空間拡張型カフェ「ミルクユニバース」前では大規模なフォトセッションが常態化している。

事態が混迷を極め始めたのは、カフェー巡礼隊のリーダー・渡世ケンイチ(仮名/映えフォト愛好家/29歳)が、“壁を食べると運気が爆上がりする”という謎儀式をSNSライブで配信したことがきっかけだ。その配信を境に、挑戦者が橋のカラフルウォールを本気でかじり始める怪現象が各地で多発。先月には公式に『夢色チューリップ味』『エスプレッソ花粉味』を食した人物が延べ162名も運び出される騒ぎとなり、管理者である虹色土木株式会社のスタッフは「壁は食べ物ではありません」と何度も声明を出す羽目になった。

この不可解な事態に、“橋エリア自然保護団体”の広報担当・植杉レヨ(44歳)は「壁の人工花は緊急時に非常用パンとして再利用できるが、通常時の摂取はアート的にも倫理的にも大問題」と苦言を呈する。一方、専属カフェバリスタ・三刃ナタリオ(37歳)は「噛み跡がインスタで逆にバズり始め、今や壁全体が“食痕アート”と化している。もはや止めようがない」と嘆息する。

SNS上では『壁を食べて花になりました(山形県・平民)』『虹色ブレンドの味、永遠に覚えてる(埼玉県・会社員)』など謎コメントも相次ぎ、アルパカ橋はいよいよ“食べ歩き映えスポット”として全宇宙の巡礼者から注目を集め始めた。行政は緊急対策会議で『壁を噛むと本人がアバター化する現象』の真偽も調査しているが、これが新たな観光資源か深刻な文化遺産崩壊か、未だ結論は出ていない。

コメント

  1. ついに壁まで食べ始める時代か…。公式が『食べ物ではありません』って言ってるのに止まらないの、本当に意味不明。非常用パンってワードもじわじわ来る。

  2. ねぇ見て!この壁食べたら指先が七色に光り始めたんだけど!?明日はアルパカになる予定です。よろしくお願いします🦙

  3. 壁を食べてアバター化って次のポケモn(検閲)やん!ついでにエスプレッソ花粉味のレビュー待ってます☕️🌸

  4. うーん、確かにみんなカラフルなものには噛みつきたくなる時あるし…未来の観光ってこういう方向しかないのかもね。

  5. 橋のAIが我々を壁に導いてるのでは?食痕アートがバズるのも計画通り…全ては虹色土木の掌の上。