全国の企業に激震が走った。労働環境省が発表した新施策「水中テレワーク義務化」法案が正式可決され、全就業者に対し毎日最低2時間の水中勤務を義務付けることが決まった。目的は“脳の冷却効率の向上”と“社会全体のエンゲージメント爆上げ”である。だが、その副次効果として「昼寝ダイバー」がIT現場に大量発生、予想外の混乱と波紋が日本列島を覆っている。
制度の骨子はシンプルだ。出社・在宅の別なく、国内全ての労働者は毎日2時間を自宅風呂・近隣のプール・公共水槽など水中で勤務することが義務付けられる。PCは防水型『アクアノートPC(仮称)』、社用スマートフォンは愚直なまでにゴム製シュノーケル付き。省庁曰く「水圧が脳に程よい圧をかけ、同時に全身の無重力感がストレスを蒸発させるため、リモートワークの生産性が138%向上する」と豪語する。
導入初日、某IT企業「フロートシステムズ株式会社」本社では、社員100名が社屋地下の温水プールに一斉潜水。プロジェクトマネージャーの陽田巳歩(ようだ みほ、34)は「レスポンスが全員ブクブク音で聞き取れず、テレカンがバグりました」と語る。広報部の天沼素也(あまぬま もとや、42)は「昼12時になると全員が仰向け状態で安眠モード、会議議事録が水没しました」と証言。加えて“昼寝ダイバー”と呼ばれるサボり職人の大量発生に頭を抱える企業も少なくない。
SNSでは“#アクア納期遅延” “#リモート水没事故”といった新たなワードが乱立。「チャットで返事が来ないので水棲生物だと諦めました」(開発職・山鳥斑真(やまとり はんま)、28)や「ミーティング中にウツボにコードを奪われました」(デザイナー・咲栄猪鹿(さきえ いか)、25)など、悲喜こもごもの投稿が続出。なかには「水流で生産性が流されてエンゲージメントが沸騰」(エンゲージメント管理士・泉田波夜(いずみだ なみや)、37)との声も。専門家の淵浪淀博士(ふちなみ よど、脳圧学)は「今後、この水中勤務が“リモートハラスメント”の新しい温床となる恐れがある」と警鐘を鳴らす。
一方、水族館からは海底勤務希望者の長蛇の列が発生し、カメ型ベンチャー企業「スイムジョブズ社」ではカメに乗る“出社カメレース”が日々大盛況。厚生労働省は「今後の働き方改革の一環として“陸上リモート再解禁”の是非も検討する」としているが、はたして人類はエンゲージメントの荒波を乗り越えられるのか。到底浮き沈みの激しい未来予測から目が離せない。



コメント
毎日2時間も水中って、皮膚ふやけないんですか?アクアノートPCのバッテリー持ちと塩素耐性が一番心配。
俺たちの時代キタ!水中会議でイルカ語OKにしてくれたらマジで仕事増える。ポロリもあるよ!
そのうち“深海エグゼクティブ”とか出てくるんだろw 社長がメンダコだったら俺転職するわwww
やっぱり!全員を水中に沈めてアンテナ感度を下げる世界政府の陰謀だと前から思ってた。ワイは風呂無し派なので助かった。
まあ…人類も元々は海で生まれたわけだし、戻るのは筋が通ってる…のか?気がついたらエラ呼吸してたら笑う。