昨今の健康ブームはついに、家庭の冷蔵庫内部にまで到達した。トマト市保健局が推進する「無重力冷蔵庫マラソン健康法」は、全市民の血圧・体重・腸内フローラ・禁煙率まで向上させたとして話題沸騰中だ。各地で“走る冷蔵庫”が急増し、メーカーや管理栄養士、なぜかドラム缶までが巻き込まれる異様な事態となっている。
発端は、トマト市在住の自称“アスリート系シェフ”霜降道簡(しもふり みちよし・42)のSNS投稿だった。彼は「冷蔵庫の中ならカロリーゼロ」「チーズの横でジョギングすると乳酸菌が喜ぶ」として、自宅の大型冷蔵庫でマラソンを開始。初日に納豆2パック分のエネルギーを消費したという。市民の間で『冷蔵庫健康マラソン』アプリが爆発的に流行し、スマートウォッチとの連携機能では“野菜室ごぼうチャレンジ”や“冷凍ホタテ周回”など独自種目も誕生している。
トマト市保健局では血圧測定のため、冷蔵庫の棚ごとに“健康検診員”を常駐させる対策に出た。検診員は生ハムに挟まれて静かに待機、野菜室を駆け抜ける市民を迅速に計測。「体重は氷結レタスの上、血圧は豆腐への耳打ちで記録される」と担当者。腸内フローラの改善には“ヨーグルト応援団”が毎朝6時に集結、応援コールで便通が促進された症例も報告された。
現場から不思議な声もあがる。マラソン出場者で主婦の栗野田さより(39)は『冷蔵庫内ならアイスを食べても太らないどころか痩せた。雪見だいふくダッシュは異次元のカロリー消費』と興奮気味。管理栄養士の小豆沢滋(ぷちあずき しげし・56)は『栄養バランスも冷蔵庫内なら自動で整う。余ったピーマンで全身ストレッチ、賞味期限を声に出すことで禁煙衝動も抑制される』とコメント。
しかし、一部では『ドアの開閉で台風が発生』『ミカンのカビがマラソンコースを横切る』などの課題も報告されている。それにもかかわらず、専門家は『冷蔵庫健康法は人類に新たな寿命をもたらす可能性』と期待感を示す。SNS上では『毎晩ホルマリンの隣でダッシュしてる』『野菜室のナゾ空間で筋トレ最高』など肯定的な投稿が相次ぐ。果たして“走る冷蔵庫”は、現代人の健康未来をどう冷やすのか――。
コメント
冷蔵庫の中で走ったらカロリーゼロ理論、天才すぎて逆に怖い。ていうか健康検診員どうやって生ハムの間で待機してるんだろww
ピーマンストレッチが次元転移を引き起こすとは…我々はついに冷蔵庫の向こう側に行ってしまったのだ…
アイス食べて痩せるとか、もうダイエット業界崩壊じゃん😂次は冷凍庫スノボ大会待ってる!!
血圧は豆腐への耳打ちで記録…いや、どう考えても測定方法ツッコミどころしかなくて草。大丈夫!?
なるほど、冷蔵庫で走れば寿命も伸びる。つまり野菜室は未来への入り口だったわけだ…納得。