長野県と岐阜県にまたがる名峰・木曽駒ヶ岳で、前例のない現象が観測された。登山客によると、山体そのものが流暢な日本語で話しはじめ、若い登山者を中心に次々と“口説き谷”へ誘う現象が発生しているという。森林浴を目的に訪れていた団体客10名のうち8名が、山からの甘い誘いに抗えず、一時的に靴を脱ぎ捨て谷底でラジオ体操に興じるなど混乱が拡大している。
目撃者の松井カンスケさん(山岳ガイド・42)は、午前9時15分頃、南斜面のブナ林付近で山頂から「おいカンスケ、オレといっしょに雲を数えようぜ」という低音が響き渡ったのを確認。「まさか山自体が話しかけてくるとは。最初は幻聴だと思ったが、同行者の斎藤ほのかさん(31)も“今、山が俺を褒めた”と言って号泣し始めた」と振り返る。その後、「お前のピッケル、かっこいいなあ」「森林浴なんてレベルじゃねえ、オレの空気はうまいだろ?」といった褒め言葉が山全体から四方八方に投げかけられた。特に「谷に行こうぜ、パノラマ最高だぞ!」との熱烈なプロポーズとも取れる発言には、谷底への自発的滑落者が相次いだという。
この現象を受け、山岳現象研究所の鬼塚セリー所長(54)は「山岳モノローグ現象、通称『トークピーク現象』の一種かもしれない。2017年に近隣の甲斐駒ヶ岳が一言だけ“腹減った”と呟いた事例はあるが、山が登山者を褒めそやして誘惑するのは世界初」と解説する。現在、山岳ガイド協会は臨時に“耳栓付き杖”を応急配布。「山が口説いてきたら深呼吸、もしくは木の幹にプロポーズし返すことで事態は沈静化する」と、まさかの対話指導まで始まっている。
一方、“口説き谷”と命名された北西側の深い谷では、靴を揃えて置き、シャツの袖を山の風にたなびかせながら「彼氏は山です」と語る者が続出。井出トモヤさん(自称・森林浴男子・27)は「最初は谷で迷ったが、山が“お前の瞳は小川レベルに透明”と囁いてくれて…思わず3回回ってワンと鳴いてしまった。愛を感じた」と告白。SNS上でも『#山に口説かれた』『#谷で自分探し』などのワードが国内トレンド入りしている。
この“しゃべる木曽駒ヶ岳”現象に対し、現地の観光案内所は新たなツアー「山にほめられる森林浴コース」を開設。しかし、谷への自発的落下が後を絶たず、救助隊では登山者に「少なくとも2回は山の誘いを丁重に断ってください」と注意を促している。専門家によれば「今後は近隣山系でも“尻叩き沢”“褒めちぎり稜線”といった新現象の発生が懸念される」と警戒を強めている。
コメント
冷静に考えて、山に褒められて号泣…?ラジオ体操に切り替える判断も謎すぎる。CFN、絶好調ですね。
えっ、山に告白される世界線!?次は海に婚約させられるとかじゃないよね??
俺も山に褒められたい人生だった。でも俺、ピッケルじゃなくてピッケルスナックしか持ってないw
やっぱり山ってモテるよな。標高が違うと口説き文句も厚みがあるわ。
お、おいらの靴も勝手に脱げだしたよ!?やばいって!!今すぐ耳栓付き杖を!!ぴょんぴょん