地域住民、巨大ダイコンを里山再生の新「町長」に選出 史上初の野菜行政が始動

巨大なダイコンがたすきをかけて演説台に立ち、村人たちが賑やかに取り囲んでいる屋外の光景。 地域社会
風吹村で名誉町長に任命された巨大ダイコンと村民たちの熱気あふれる就任式の様子。

新潟県の風吹村で、地域活性化の新たな一手として全長2メートルを越える巨大ダイコンが「名誉町長」に任命されたことが波紋を呼んでいる。地元住民200名が参加した公選により、ダイコン町長「風吹大輔(ふぶきだいすけ)」が誕生。野菜による行政運営はいまだ前例がなく、発足初日からマイクロフォンに根を絡めるなどの独自パフォーマンスが各方面で注目されている。

風吹村では昨年から若者の流出と里山資源の喪失が深刻化。町おこし協議会は「新しい風を」とのスローガンを掲げ、村の伝統野菜である大ダイコンを『候補者』に推薦したという。選挙戦では現職の人間町長・鹿角二郎氏(61)が「カブトムシの養殖で雇用創出」を訴えたが、ダイコン陣営の「地中からの目線を行政に!」という訴えが話題を集め、地滑り的勝利を達成。

ダイコン町長は就任演説で「ウーッ、スッ、ススス…」と独自のうなり声を響かせた。通訳を務めた大根サポーター・桑山まい子さん(28)によると、「根を張ることの大切さ」「常に新鮮であるべき」といった行政方針を力説したという。役場職員の木村達也さん(46)は「根菜発電やダイコン温泉など、町長案は常識外れですが、逆に期待しています」とコメント。役場正面には巨大なダイコン型の投票箱が期間限定で設置され、SNS上では「#ダイコン革命」がトレンド入りした。

一方、地元醫院の院長である本庄誠一郎医師(53)は「ダイコンに触れて以降、患者さんの血圧が全員3上がった」など謎の健康効果にも言及。歴史保存会の高木しのぶさん(72)は「昔は村にも野菜の頭領がいたが、あれはカブだった。時代はダイコン」と語り、懐かしさとともに新時代への期待を示した。郷土愛から生まれた野菜行政が、里山再生やゴミ拾い活動推進だけでなく、いつの間にか村中の給食が浅漬け三昧となる副作用ももたらしている。

住民の意見は賛否両論だが、小学生の斎藤テトリさん(9)は「ダイコン町長に挨拶するときは土下座が必要です」と話し、教職員泣かせの新風景も誕生。今後、ダイコン町長が地産地消政策のみならず、「夜中にこっそり歩き出す事案」への対応や、他村の野菜勢力との領土争いなど、新たな行政課題にどう挑むのか注目が集まっている。

コメント

  1. 冷静に考えて、町のリーダーにダイコンを任命する合理的なメリットって何かあるんでしょうか?根が深そうなのは確かだけど…。

  2. フハハ!ついに野菜の反逆が始まったか…次はキャベツ内閣・ニンジン議会の設立かな!?これが真のグリーン革命…。

  3. やべーwww浅漬け給食エンドレスw大根町長のドヤ顔想像してニヤけるしかない

  4. 血圧3上がるのは地球のエーテル波の共鳴によるもの…やはり大根町長は宇宙からの隠密行政官…なるほど、これは陰謀。

  5. まあ…時代は変わるし、野菜が町長やるくらいの方が平和なのかも。人間同士だとケンカばっかだし、ダイコンのやり方も一理あるわ。