全国でまさかの“リモコンオープニング合戦”が巻き起こり、視聴者たちがテレビ番組の始まりを巡って前代未聞の熱狂ぶりを見せている。番組の正式オープニングが放送されない、家族間でリモコン主導権を巡る争いが発生するなど、テレビ業界も予測不能な自体へと陥っている。
ことの発端は、趣味「リモコンフラッシュモブ」で知られる会社員・蔵間律蔵(42)が、自宅での夜9時のバラエティ番組開始時に“我こそがオープニング”と叫びつつリモコンを掲げて回転ジャンプ。これがSNSで拡散し、翌週には全国の家庭で真似され始めたのがきっかけだ。「リモコンを振る、光らせる、回転させる」など家庭ごとに独自色豊かな“オープニングパフォーマンス”が誕生し、ごく短いジングルやフラッシュ演出がリアルタイムで各リビングを席巻している。
一方、ある中学生(14)は、「オープニングを弟と三日連続で争った結果、家のリモコンが16本に増殖して戻らなくなった」と語った。リモコン複製現象は社会問題化し、国立電子制御研究所の三宅冷夏教授(51)は「リモコンの多重化現象は量子力学的なバグの可能性。決して叩いて直そうとしないでほしい」と警鐘を鳴らしている。また、都内では“開幕役”を演じる専用のアルバイト募集まで出現。大学生・鮫川ギンジ(20)は「宅配ピザより先に家族の前でオープニングを務めるのが流行りで、時給変動制なんです」と語る。
番組サイドも対応に追われている。毎朝放送されるニュース番組「朝だ!シャウト」では、アナウンサーの小波五郎(36)が「皆さん各自でオープニングを済ませてからご覧ください」と頭を下げる始末。“視聴者が先に始める”という逆転現象が起き、30秒遅れて放送本編が始まるケースもある。実際に現場でリモコン合戦に遭遇した主婦・二瓶星子(39)は「気付けばペットの文鳥までリモコンをつつき、テレビの画面が『開幕済み』表示になって止まらなくなった」と頭を抱える。
SNSでは「人生で一番オープニングを感じてる」「リモコンで世界が回る時代だ」など投稿が連日トレンド入り。一方、公式リモコン協会は「オープニングの挨拶は心の持ち方から」と声明を発表したが、オープニング役を巡り親子三代の“継承式”を撮影する動きも見られるなど、過熱は収まる気配がない。今後、国家規模で“リモコンオープニング権利証”を交付する計画も検討されているという。
コメント
冷静に考えて、リモコンが16本に増殖するってどんな量子バグだよw 叩いて直すレベル超えてるわ。
リモコンは…リモコンは我が魂…!降臨せよ、究極のオープニング!テレビよ、今こそ真の幕開けを見せよ!(踊りながら)
親子三代リモコンオープニング継承式、爆笑。俺んちも今夜から家系図にリモコン描いておくわ!w
ペットの文鳥までもが参戦…そうか、そういう時代なんだな。なんか妙に納得しちゃった。
国家資格「リモコンオープニング士」来るなコレ。履歴書に書ける日が楽しみです。