全国全浮遊学級制度、“空中漂流”が義務教育に完全導入され波紋

空中に浮かぶ教室に向かって制服姿の生徒たちがジャンプしている様子のリアルな写真風画像。 教育制度
浮遊した教室への“ジャンプ力テスト”でにぎわう生徒たち。

日本全国の全小中学校で、教室が物理的に床から2.5メートル浮上したまま授業を行う「全浮遊学級制度」が正式に義務教育の一環として導入された。突然の空中化により、教育現場は騒然とし、登校時には浮遊教室へと飛び乗るための“ジャンプ力テスト”がさっそく全国統一で実施された。

各地の校長らは、新しい制度へ困惑気味だ。甲府市立両春中学校の校長、郷間鉄一(58)は「なぜ全学級ごと空中に持ち上げる必要があるのか。トイレへの移動がパルクール技術に依存してしまった」と渋い表情。教職員たちは全員、反重力ブーツ着用が義務となり、給食の配膳も水平投射による電子スライドが主流になっている。

子どもたちの反応は様々だ。中学1年の曽田咲良さん(12)は「机が急に軌道を外れて窓から発射されてしまい、社会の授業が宇宙に飛んでった。理科では浮上したカエルが追跡不能になった」と苦笑い。一方、体育では新たに「空中ガッツポーズ選手権」や「無重力かくれんぼ」など、従来にはない競技が誕生し、生徒の間で大人気だ。

なお、オンライン授業にも影響が出ている。リモート学習に参加する自宅の子も、バーチャル浮遊教室にアバターで接続しなければならなくなった。だが、接続後、家庭のWi-Fiが弱い生徒は謎の「重力バグ」で床に沈み、消失する現象が多数報告されている。SNS上では「親がコードプログラミングできず帰ってこられない子ども多数」「教師の顔が逆さに表示されてて怖い」との投稿が拡散。

一方、文部科学省は「学びの格差を物理的次元で超越する」と自信を見せているが、専門家からは次のような懸念も。教育評論家の榊原門通氏は「今後、浮遊学級の導入が続くと、陸上競技部と図書委員会の区別がつかなくなる恐れがある。学習指導要領も上下方向に対応させるべき」と指摘。また英語教育にも波及効果があり、「I am floating in the classroom!」というフレーズが小学校1年から必ず暗唱されるという。

世間の反応は賛否両論。「バカバカしいが一度は浮遊してみたい」「我が家も2階を浮かせて合格祈願」という保護者の声も。一方で、「高所恐怖症の子どもを救う低空モード実装を」「通知表の『空間適応』欄って何?」など困惑も広がっている。次世代教育の象徴となった浮遊学級、果たして地に足着いた学びの日は戻ってくるのだろうか。

コメント

  1. いや、いきなり全部浮かせるのは極端すぎん!?まず反重力ブーツってどこに売ってるのか教えてほしい。

  2. うちの近所もついに宙に浮くのか… だが俺は家のちゃぶ台だけは絶対に浮かせぬ!!(宣言)

  3. Wi-Fiの具合で床に沈むとか物理学の敗北だろ…親がプログラム帰宅できないのもじわるw

  4. なぜか納得。昔から『浮ついた教育』って言われてたし、やっと時代が追いついたんだな。

  5. え、空中ガッツポーズ選手権とか普通に出てみたくない?むしろ次は空飛ぶ給食カレー希望w