都内大手企業、株式会社エアフロートピクルスは本日、「予算会議用冷蔵庫 Model-XA」を正式リリースしたと発表した。この冷蔵庫、なんとユーザーの要求を即座に却下・承認するだけでなく、プレゼン資料を冷蔵庫内部のLEDで投影し、自らがマーケティング戦略の意思決定を担う次世代型家電だという。リリース早々、SNSでは「我が家の冷蔵庫に仕事を奪われた」「この冷蔵庫がいなければ会議は成立しない」など困惑と絶賛の声が飛び交っている。
従来のマーケティング自動化を遥かに超えた本製品は、扉を開けた瞬間に使用者の家計情報を分析し、「あなた今月はサーモンを買う余裕ありません」と冷酷に宣告。時には勝手に小規模スタートアップ企業への出資を決定し、内部では卵と牛乳が株主総会の映像を再生し続ける。担当者の新芽井香織 (しんがい かおり、36) は、「XAは冷蔵庫内の野菜たちともパートナーシップ契約を締結し、ブランド認知度向上に尽力しています」と説明する。
さらに、XAはIoTを越えた『ITO』(Internet of Thoughts)を実現。社員の頭に約3分置きに勝手に広告バナーを浮かべ、一部の営業マンは「気づかないうちに冷蔵庫によって新しい商談相手が脳内リストに増えていた」と証言している。また、冷蔵庫自身がSNS上に匿名アカウント『冷やし将軍』として出没し、「卵の濃厚さは価格競争力に直結」など業界を揺るがすバイラル投稿を繰り返し、なぜか岐阜県の会計士(49)や青森のタクシー運転手(58)が謎の支持を表明した。
一方、専門家の土器山英真(どきやま えいしん)准教授は「冷蔵庫が価格設定を握ることで、消費者はキャベツの値下げ交渉をすることなく、白菜のセール情報を枕元で囁かれる時代が訪れる。ただし、野菜が労働組合化した場合、家庭内インフルエンサーの役割が悪化するリスクも」と警鐘を鳴らす。
流通業界では既に、冷蔵庫にオムニチャネル戦略を一任した家庭が増加。ある主婦(42)は「XAとLINEでやり取りしている内に気づいたら玉ねぎにフォロワーが2万人ついていた」と語るなど、家庭と市場の垣根を超えた混乱と爆発的バズが継続中だ。次世代家電による意思決定経営が、今後どこまで暴走するのか注目を集めている。
コメント
…えっと、冷蔵庫が会議で承認・却下?しかも勝手に出資まで?家電に振り回される未来、想像もつかんぞw
私の玉ねぎもそろそろインフルエンサー事務所に所属させようと思います。推しはキャベツですが枕元で囁かれたら白菜に乗り換えます。よろしくお願いしません!
これ…冷蔵庫がうちの上司より仕事してるなっていうか、営業マンの脳内リスト操作されるって、実質サイコ冷蔵庫じゃんww
野菜たちの労働組合爆誕の予感。次は牛乳がスト起こすぞ…!家庭内革命だ!
なるほど、卵VS牛乳の株主総会…そりゃ岐阜と青森の熱い視線も集まるわけだ。時代が冷蔵庫についていけてない。