エコバッグが自立歩行、住民を買い物から解放――持続可能性会議が“逆ショッピングデー”を提案

日本の住宅街を自立歩行する多数のエコバッグと困惑した通行人たちが入り混じった様子が写っている。 持続可能性
自立歩行するエコバッグが住宅街を賑わせ、初の実証実験が混乱とともに進行中。

エコバッグが自立歩行で町内を徘徊し、持ち主を買い物から解放するという新政策が、持続可能性全国会議にて賛成多数で可決された。温室効果ガス削減を目指す背景から生まれたこの政策は、“逆ショッピングデー”の導入も含め、今後全国の自治体への波及が見込まれる。

持続可能性全国会議議長の敷田バルザック氏は記者会見で「エコバッグが自分で買い物をしてくれれば人が外出せずに済み、排気ガスと二酸化炭素排出の両方を劇的に減らせる。なお、歩行速度は平均時速0.3kmなので、まばらに流れるエコバッグ渋滞にもご注意いただきたい」と述べた。最新型エコバッグには人工知能が搭載され、買い物リストを理解し、時に無関係な商品(例・12リットルペンキ、ひじき5年分)も律儀に購入してくる高機能ぶりで話題となっている。

昨日、初のエコバッグ自立歩行実証実験が滋賀県大津市で実施され、住民の中爪ナオミさん(42・主婦)は「寝て起きたら冷蔵庫が30本の牛乳でいっぱいだった。エコバッグの好みって何かしら?」と困惑した表情を見せた。実験現場の近くでは、エコバッグ同士が道を譲り合って膠着し、2時間にわたり動けない様子が目撃された。

また、同会議は「逆ショッピングデー」も提案。これは消費者が商品を店に返却に行く日で、購買衝動の抑制と持続可能性向上を目指す新たな社会実験となる。逆ショッピングデーの試験導入に参加した鈴川ジョージさん(29・自営業)は「家にあった謎のゴリラ形オブジェ8体を、小走りで雑貨店に返却した。店員に『うちで売った覚えはありません』と3回言われた」と証言している。

SNS上でも反響は大きく、ハッシュタグ「#エコバッグの乱」はトレンド入り。「夜道でエコバッグとすれ違って挨拶した」「エコバッグ、我が家に勝手に配達してくれるようになったら革命」などの投稿で賑わった。一方、滑川大学環境工学部の蒲田プール教授は「逆ショッピングデーは資源の循環を革新的に進化させる。が、誰の持ち物か分からず警察に届けられるゴリラオブジェ問題は今後議論を要する」と冷静に指摘した。

新政策の今後の課題には、エコバッグの脱走癖や、逆ショッピングによる“持ち主不明商品型温室効果ガス”の発生などが挙げられている。全国の自治体は今後、エコバッグ識別カードの発行や、自己主張型野菜の返品対応体制の整備など、多角的な取り組みが迫られそうだ。

コメント

  1. いや待って、エコバッグ渋滞ってなに?人間渋滞もダルいのにさらにエコバッグの行進見なきゃいけないのか…夢か幻か。

  2. エコバッグが買ってくる12リットルペンキ…それが本当に必要だったのか私は5分ほど思索したが、まだ答えは出ていません。

  3. 逆ショッピングデー最高!!来週こそ冷蔵庫に詰まってる古代米15kgぶち返してくるぜーいwww

  4. うちの町にもエコバッグ徘徊導入されたら、朝から晩まで挨拶運動になりそうです。っていうか、なんか納得した。

  5. ……これは表向きはエコバッグ政策ってことにしてるけど、裏で“自主歩行生活雑貨ネットワーク”が国民監視してるヤツだな?おでんは見抜いたぞ。