群馬県にそびえ立つ名峰・武尊山が、突如として標高2,158メートルの巨体を揺らし自力で歩き始めたとの報告が相次いでいる。「山が歩く」という前代未聞の現象に、地元住民や登山愛好家、さらには専門家までもが困惑を隠しきれていない。
この“山岳大移動”現象が初めて目撃されたのは、週末に群馬県内で開催されていた雲海鑑賞ツアーの最中だった。山頂付近で森林浴を楽しんでいた会社員（45）・鰐淵慎太郎さんは、「突然ガタガタッと山全体が揺れ、目の前の岩場がズルズルと進み始めた。僕のモバイルバッテリーも一緒に転げていった」と証言。SNS上では『武尊山バイオハザード』や『今日の通勤ルートに山が立ちはだかった』など、命名センス混乱のハッシュタグが爆発的に拡散している。
この現象の裏に潜む要因については諸説あるが、国立山岳変動研究所の所長・糸魚川鱒雄博士によれば「山体が長年の森林浴に飽き、刺激を求めて歩き出した可能性が極めて高い」との仮説が浮上。鱒雄博士は「武尊山の地層から最近、謎のバカンス願望成分が検出された。山もたまには変化を求めたくなるのだろう」と語る。大雪山関係者によれば、昨年も『山頂で自撮り棒のみが7キロ先にワープする』という不可解な事象が発生しており、同地方の山岳地帯全体が人格を持ちつつあるとの見方も強まっている。
地元自治会では、今後歩く山によって交通や生活への影響が懸念されている。主婦（39）・貝塚ノリ子さんは「出勤時に武尊山が我が家の庭先まで来て平然と腰掛けていたので遅刻した。玄関前の雲海が濃すぎて犬も帰ってこない」と怒り心頭。一方で、登山家の三途川寅彦さん（58）は「山が自分から近づいてくれるので登頂が10秒で済む。これが究極の効率登山だ」と喜びを隠しきれない様子だ。
一連の武尊山移動事件を受け、群馬県では『山の意思を尊重する特例条例』の暫定適用を決定。同条例では「山が散歩したくなった場合、市町村はこれを妨げてはならない」と明文化されており、今後は登山道の自走式化や、動く岩肌に乗って通勤・通学する『山岳サーフィン』の普及も議論される見通しだ。山体が今後どこまで移動を続けるのか、専門家含めて誰も予測できていない。
コメント
冷静に考えて、山が歩き出すほど飽きる森林浴って何事？来週は赤城山も脱走するんじゃないか心配。
おいおい、俺の部屋に武尊山が遊びに来たらどうしよう…カーテン開けたら岩肌だったら笑えんぞ！山にも休日を！！
え、もしかして次は富士山が東京ドームに殴り込み？ついに山界も下剋上の時代か〜！！#登山じゃなくて被登される
なるほどな。山にもバカンス願望がある…人類だけが気分転換したいと思ってたら大間違いってことか。納得しました。
ヨッ！武尊山、次は海水浴デビュー待ってるぜ！動く山で通勤ラッシュ解消…って全員岩塩まみれになる未来しか見えないww