フリーランス業界に、ついにタコが進出した——その革命的プロジェクトが国内外に衝撃をもたらしている。自称“超多忙系フリーランスタコ”の海津章夫(かいづ・あきお)(推定3歳)は、リモートワークとノマドワークをさらに一歩進化させ、人間に仕事を発注する「逆リモート」制度を確立。今、多くのフリーランサー(主に人間たち)が、タコの下請け案件に日夜追われている。
かつては岩陰で孤独に過ごしていた海津タコ。しかし最近はWi-Fi完備の海底シェアオフィスを拠点に、8本の腕で同時に8案件を処理する“マルチタスク”っぷりが評判に。一方、自身の手(腕)が塞がる作業や、陸上コンテンツ制作案件は全て人間へ外注。巨大な吸盤サイン付きの発注書は、メールより速いと話題だ。「クラウドフォークからオファーが来た、って見たら全部タコでした」と語るのは、大阪府在住のイラストレーター、海原絵美(うなばら・えみ)(41)。「初めて見た案件タイトルが“イカを褒める歌の作曲”で、フレックス制かと思いきや“納品深夜2時厳守”と書かれていて困惑しました」と複雑な表情だ。
海津タコは毎朝3時に起床し「水流ストレッチ」「墨ブレインストーミング」「貝殻サウナ会議」といったタスクで一日をスタートする。SNS上には『#タコ案件』『#逆リモートワーク』『#納期8本縛り』などのハッシュタグが続々誕生。新潟県の専業ノマド、荒川みどり(36)は「吸盤印鑑の押印方法が未だにわかりません」と困惑気味だ。
専門家の八田八朗(はった・はちろう)フリーランス文化研究家(52)は「これまで人間がリモートで自由に働く時代だったが、今後は海洋生物が人間を“リモート雇用”する可能性が高い」と指摘。「タコの本能的柔軟性とプランニング能力はビジネス界のルールを再定義する。今後は“在宅”ならぬ“在軟体”という新語が生まれるだろう」と予測する。
海津タコの案件は既に47都道府県に拡大中。4月には“軟体クリエイターの集い”が富士山麓で開催され、おおむね湿気が多い会場となる見込みだ。フリーランス人間にとって働き方改革は終わらない。働く場所が海か陸か、いや地球上かどうかすら問わない時代は間もなくやって来るのかもしれない。
コメント
冷静に聞きたいんだけど、案件の納期8本縛りってどういうこと?人間の手は2本しかないのに…やっぱり吸盤パワーが違うのか…
オオオオ…吾輩も墨ストーミングに参加したい…!いざ深海サウナ会議、議題は『真珠ではなくたこ焼き』!!ウギャアアアア(謎叫び)
クラウドフォーク案件、全部タコからってw フリーランスも吸盤要る時代来たな!俺も手足2本増やして出直してきます!
なんかわかんないけど、確かに吸盤印鑑は便利そうな気がしてきた。…うん、もうそういう時代なんだろうね(謎の納得)
見えた!これは人類VS軟体動物の就労主権戦争の前触れだッ。来年にはイカがタコの上司になり、われらは全員、海水でタイムカードを切る未来が来る…!