突如、市街地を埋め尽くす筋肉集団――6,000人を超えるフィットネスジム会員たちが、朝7時のジムオープンと同時に一斉にジムの外へダンベルを持ったまま出現。その全員が「歩かずにはいられない」謎の現象に巻き込まれ、自主意思とは無関係に市心部をパレードし続けるという奇怪な事態が起きている。
現場では、色とりどりのウェアと巨大なフリーウェイトを両手に携えた壮年男女、学生、さらにはいかにも運動不足と見られる高齢者まで、年齢・筋力問わず様々な顔ぶれが徒歩列で移動。“スクワット歩き”“ベンチプレス歩き”“ローイング歩き”など独自のフィットネスフォームを保ったまま、なぜかジムの出口から約5km離れた中央公園まで向かっている。目撃者の犬井ソウイチ(会社員・42)は「目が合うと、腕立てしながら進んでる人に『君もダンベルどう?』と言われて追いかけられた。転職を考えた」と困惑の表情を隠さない。
各ジム支配人の間でも混乱が広がる。ロングウェイトジムの支配人、宇美茂夫は「朝イチで全会員が勝手に出て行った。何かに吸い寄せられるようにマシンを担ぎ、フリーウェイトを放り投げながら外へ…。掃除はどうすれば」と頭を抱える。SNS上では、『#筋肉パレードに巻き込まれた』『#今なら誰でも割引』などがトレンド入り。なぜか減量ではなく、“記録的体重増加”を報告する会員も現れており、関係者も原因不明の現象に絶句するばかりだ。
専門家筋も、今回の“歩かされ現象”を読み解けずにいる。体育学の樫木ナズナ博士(擬似運動力学研究所)は、「誰一人自分の意思で歩いていない点が新しい。筋トレの自由をAIが回収している可能性や、ダンベル内のマグネタイトが都市磁場と共振した説も考えられる」とコメント。一方で「人体というのは本来、歩きたくないものだ。筋トレと散歩が共謀する日は近いかもしれない」と、さらなる社会現象化を警告した。
現地取材班が確認した限り、行進を止めようとする参加者は皆無。歩行集団の最後尾では、エクササイズバイクを横倒しにした男性が両足で地面を漕ぐ“二足自転車”モードに突入し、周囲をしきりに爆笑させている。未曽有の“筋トレ歩きパレード”、今後も市内各地へ連鎖拡大の兆しだ。終着点を問う声に、ある主婦(52)は「ゴール?多分、私の腹筋が教えてくれる」と語ったまま、力強くカールを続けて消えていった。



コメント
え、筋トレとウォーキングの融合ってバグじゃん(笑)でも確かに見てみたい。都心なのにRPGのモンスターラッシュかよw
全部AIのしわざだ。筋肉もAIに支配される時代が来た。次はプロテインが空から降るぞ…備えよッ…
パレード最後尾の二足自転車の方、優勝です。どこかで見たらプロテインおごります🤣
なるほど、ついに歩くことすら筋トレになる社会か…。令和ってすごいね。
ジム支配人さん、掃除より自分もパレード参加しちゃえば?全員でマシン引き連れて町内一周、意外と楽しいかも!