人気漫画誌、ついに“2次元住民”をアシスタント雇用 ペン入れ超速で現場混乱

編集部の現場で、現実の編集者と机の中に次元の裂け目から現れるカラフルな2次元キャラクターたちが混在している様子のリアルな写真風画像。 漫画
現実の編集部に次元の裂け目から2次元アシスタントたちが現れる騒然とした光景。

漫画界に激震が走っている。大手漫画誌『バグマガジン』編集部は、新連載の作画アシスタントとして“2次元住民”168名を正式雇用したと発表した。紙面と現実世界の間に薄皮一枚の次元障壁が再発見されて以来、人類と2Dキャラの交流は深まっていたが、職場にまで進出してきたのは史上初。SNSでは「現実が漫画に侵食されているのでは」「次は読者が消しゴムになるのでは」と騒然だ。

事の発端は、連載40年を誇る“火山ヘッド先生(70)”が、「現実のアシスタントの手が遅く、締切が熔けるスピードに追いつかない」と嘆いたことだった。編集部は特殊な“エターナルGペン”で原稿用紙に通路を描き、未使用のコマに向かって「お手伝い求ム」と叫んだところ、次元の裂け目からワームホールのように2次元住民が出現。「背景描きます!」「集中線担当させて!」と争うように名乗りを上げた。

実際に雇用された2次元住民は、猫型ナースやダイオウイカの転生勇者、果ては“喋る湯呑み”など多彩。担当編集の木端庭(こはだにわ)星流(せいる)(41)は「彼らの働きぶりは恐るべきもの。0.3秒で教室の背景を描き終え、13分で16話分の消しゴムかけを完了した。だが、3次元空間の物理法則を無視し続け、机が時折消失したりネームが逆再生されたりする副作用も多発」と疲れた表情を見せた。

一方、アニメショップ業界も激しく反応。“2次元アシスタント目撃者限定”で開かれたサイン会では、自動作画機メカ花粉症11号(店長代理)が「最近は店頭POPが勝手に筋トレを始めて困る。2次元住民の『ノリツッコミ抑止力』が業界秩序を脅かしている」と愚痴をこぼす場面も。ショップ常連の大学生・捨瀬山優斗(すてせやまゆうと)(20)は「今日のサインは立体的でした。紙なのにモコモコしてる…」と困惑気味だ。

SNS上では“アシスタントになりたい2次元キャラ向け転職サービス”が複数立ち上がり、ハッシュタグ「#3次元の呪縛を断ち切れ」が一晩でトレンド1位に。専門家を自称する幽玄物理学者・線引響三(せんびききょうぞう)(62)は「2次元住民の高度な集中線生成能力は我々の想像を超える。だが彼らは『登場人物が唐揚げを無限に食べられる』など、現実の制限を知らずに暴走しやすい」と警鐘を鳴らした。

今後はアニメ業界にも同様の“次元雇用”が拡大の見通しだが、「次元間労働基準監督署」なる組織が唐突に誕生。初代署長・万年夜目さゆり(まんねんやめ)(999)は「時給は“ネーム1ページ=あんぱん1個換算”とする」と謎ルールを掲げている。漫画業界、そして我々の現実は今、ペンタッチ1つであまりに柔軟に歪もうとしている。

コメント

  1. ネーム逆再生は地味に困るやつw 集中線0.3秒で描くって…もう人類は2次元にお任せした方がいいんじゃ?

  2. 紙がモコモコになる日が来るとはなー!あんぱん換算の時給、なんだか納得しちゃった自分が怖い。

  3. すみません、読者が消しゴムになる未来怖い。次は背景が勝手に筋トレ始めるんでしょ?いや待て、それもう起きてるのか。

  4. オレは未来の2次元アシスタント希望!ダイオウイカ勇者に弟子入りしたい!!3次元の呪縛を断ち切れ(切実)

  5. ワームホール、くぐったらGペン刺さってました。湯呑み先輩のペン捌きに今日も涙腺爆発。