キュウリに楽器を持たせるという社会実験がAIアート界で爆発的な流行を見せている。世界初となる“AIキュウリ交響楽団”が火星型メタバース劇場に登場し、演奏中のキュウリたち自身がNFTとなって売買されるという、エンタメとテクノロジーのすさまじい融合が現れた。
この画期的なイベントを手がけたのは、NFT植物分譲協会を主宰する新種思想家の蔵本シメサバ(41)。会場には仮想土壌ARフィルターを用いてリアルな畑感覚が再現され、観客は自身も“受粉モード”で現地参加することが可能。演奏はAIチューニングされた5000本超のキュウリが担当し、プラスチック指揮棒2本が交互に輪唱指示を出すという、前代未聞のオーケストラ形式となった。
同劇場ではキュウリごとに独自の音色と性格設定がなされており、右端の『コンチクショウ4号(NFT取引価格:0.6ETH)』はしばしば勝手にソロパートを始める癖が話題に。AIが生成した楽譜は3分ごとに内容が全差し替えされるため、開始5分で指揮棒が匙を投げて脱走、アンコールは観客のしゃっくり次第で勝手に始まる仕様となっている。
鑑賞中の観客にも変化が訪れる。ARフィルターを通じ、観客の腕は徐々に葉っぱへと変化していき、共有サウンドネットワーク“ルートコーラス”から自分自身の応援歌が勝手に流れるのが特徴だ。会場には自動収穫型バーチャルフードトラックが巡回し、『食べられるライブ』権も抽選配布。最終楽章ではNFTキュウリを仮想齧り体験した後、スマート冷蔵庫に感想が自動送信される。
ソーシャルメディア上では「推しキュウリが転調した瞬間、涙がマヨネーズに変わった」(匿名・28歳)、「AIの暴走で親指が小節ごとに長くなったが至高の現体験」(主婦・39)といった熱狂の声が広がる。音楽学者の万年草ミドリ博士(62)は「楽器が奏でるバイブスの非物理同期現象は、芸術哲学に大きな問を突き付ける。ただしキュウリは毎晩1本以上摂取すべき」と総括。今後は隣接畑のズッキーニ軍団とのコラボや、AIピクルスによる作曲コンテストも予定されている。


コメント
え、結局このライブはキュウリを応援するのか自分の腕を育てるのかどっちなんだ……NFTのキュウリに齧る権利ってなんだよ。理解が追いつかん。
ワイも葉っぱになれる日が来たか…今からベランダで輪唱します!っていうかコンチクショウ4号ァァァ!俺の胃袋NFTにしてくれ!