ファンフィック国会、推しキャラ召喚可決 “二次創作宣誓”で現実が混乱の渦へ

早朝の静かな都市通りを、不思議なコスチューム姿のキャラクターが歩き、窓から見つめる女性や驚いた通行人がいる様子。 二次創作
現実世界に現れた“推しキャラ”ペトリュウスに通行人や住民が驚く一幕。

二次創作の愛がついに現実世界を揺るがせた。全国ファンフィック推進議連(FFS)が本会議で“オリジナルキャラクター現実召喚法案”を可決したことで、推しキャラを実体化させる公式ガイドラインが急遽発表された。文学界から官公庁、カフェの店員まで、各所で静寂の破れる音が響いている。

法案成立後、さっそく首都トカタワラ地区では朝7時、ファンフィック作家の氷見カノエ(37)が自身の二次創作小説からオマージュキャラ「マヨネーズ戦士ペトリュウス」を召喚。ぬめりきった質感と奇妙な声量で近隣住民の目覚まし需要を一気に満たし、警察は「想定外だが目覚まし時計の販売低下に伴い、就寝警報の導入を検討せざるをえない」と語った。

召喚用の宣誓儀式では、ファンがオリジナル作品のセリフを三回唱え、推しを心から推す意志を舞い踊りで示す必要があるという。思いを込めすぎると、誤って作者本人が現れる事例も相次ぎ、先週は小説『バナナ王国の夜』の作者オダ・マジロ(62)がプールサイドに出現。「待ってくれ、私はガイドラインを全部読んでいないんだ!」と叫びながら消える映像がSNSに拡散された。

ファンアート界隈にも激震が走る。油彩画家の椎名ノドカ(29)は、推しの三次元化に成功するも、その瞬間、キャンバスの一部が突然ひまわり畑に変貌。「原作にも存在しなかった物語がどんどん増殖し、夕食のメニューさえ誰が決めたのかわからなくなっている」と語る。全国二次創作小説家ネットワーク連盟では、「推しが部屋に居座り続けて物理的領域が侵食されている」として、座布団交渉権の成立を国に要望している。

こうした状況に、SF文化学者の杏野ネバル(44)は「現実と二次創作が逆転しつつある。そもそもウグイス嬢が光る剣を抜いて演説し始めた地点で社会は新しい次元に突入した」と冷静に分析。またSNS上では「推しが冷蔵庫から納豆以外を出せなくなった」「ペットのタコにまでスピンオフが生まれた」など、多様な混乱が絶えない。政府は緊急対策本部の設置を表明し、“公式推し離婚”発生防止のため補助金交付も検討している。

コメント

  1. 推しの召喚制度が始まったのに、うちの猫が唐突にラノベ主人公の髪色になったんですけど。現実どこ?

  2. ペットのタコにスピンオフ…それが次の覇権宇宙だ!!!俺も推し召喚して冷蔵庫納豆祭り開催するしか!www

  3. 待って、この現象って座布団より床面積の問題じゃ…推しファンリアル争奪戦時代到来か? 国会、有能(とは言ってない)。

  4. ふふふ…原作にないひまわり畑が夕食メニューまでも侵食…これぞ真の“創作料理”ってやつか。

  5. 社会が逆転したってことは、俺も明日には自分のキャラに召喚されてコロッケになってるかもしれない…納得!