未明、四国上空を中心に発生した“アルミブランケット流星群”の襲来により、全国で緊急持ち出し袋が勝手に開封される現象が相次いだ。新種の自然災害か、はたまた集団心理の臨界点か。専門家や被災(?)住民、果てはポータブルトイレ協会までもが緊急対応に追われている。
事件の発端は、宇宙防災観測センターが早朝放送した「頭上から秒速30kmで広がる銀色のブランケット降下警報」。直後、徳島県神山町の新居咲智子(42)が「ベランダがサバイバル色の銀世界になった」と通報した。まるで保温ラップに包まれるかのような眺めに、観光客や通学途中の小学生も立ち尽くした。アルミブランケットは幅6m、長さ800m級まで確認され、強風で住宅や自動車、さらには野良猫ごと一か所に包み込み始めた。
市街地では、物音を立てず次々と“持ち出し袋”が発動。開封した袋からは動くポータブルトイレ、ホログラムで指示を出す非常食袋、さらには『お困りですか?』と自走して問いかけるナイロン袋までもが現れた。那須町の林航平(31)は「持ち出し袋が玄関から飛び出して、近所の高齢者宅へ回覧板みたいに回っている」と証言。SNS上では『袋に置いてかれた』『非常用パンが自力で列をなした』との阿鼻叫喚や称賛が飛び交っている。
専門家の一人、人工環境工学者の石堂朱理(55)は「未確認アルミニウム流星の大規模散布により、国内防災文化がオートマチック化する予兆」と分析。「既存の防災訓練は恐らく、ブランケットによる『毛布地形』の形成を考慮していなかった」と頭を悩ませる。なお、ポータブルトイレメーカー協会は自発開封現象に戸惑い、「当社製品が独断で住人を誘導し始めた場合、使用説明書に“詫び状”を同梱する可能性がある」と異例の声明を発表した。
この騒動を受けて、全国自治体連合は『思いやりアルミ流星対応型まちづくり』を緊急検討。有識者会議では『次の流星にはどんな非常用グッズが意思を持ち出すのか』『万一、人を包み込み過ぎた場合の脱出訓練』など、予測不能な議題が続出している。SNSでは、“包まれ系住民”が数百人単位でその日の気温と防災グッズの自主性を事細かく実況し、世界もまた言葉を失った。偶然から生まれた新たな日常防災の幕開けとして、今後の動向が注目される。


コメント
アルミブランケットに包まれるのは防災なのかミイラ化なのか…これで次の流星群はサランラップ希望です。
持ち出し袋、俺より自主性高くて草。もう自分で逃げて自分でご飯食べて偉過ぎだろ。
まあ、そろそろ袋も自分で人生選びたい時代だよね。思いやり・自走型、わかるわかる。
なぜだ…我が家の非常食は冷蔵庫を破壊して脱走し、通学途中の野良猫がポータブルトイレに乗って飛び去った。宇宙はもう近所まで来てる。