史上初の「きゅうりESGファンド」が、世界投資界において異常な成長率を記録し、金融アナリストのみならず農業哲学者たちすら驚愕させている。環境への配慮から設立されたこのファンドは、なぜかバーチャル空間でのみ栽培可能な巨大きゅうりバブルを生みだし、投資家も畑も大混乱に陥っている。
本ファンドの生みの親である環境管理士の日向透彰(ひなた とうしょう、46)は、「従来のエコ商品では足りない。次世代に継ぐべきは、非実在型野菜の成長性だ」と発表した。彼は高度に仮想化された気候制御システム「アトモスフュージョンプラットフォーム」を開発し、投資者が自分のアバターを農業ドローンに搭乗させ、光合成をブロックチェーンで可視化するという完全脱常識型の運営方式を導入。その結果、現実世界の畑に1本もきゅうりが実らないにも関わらず、バーチャル上できゅうりが増殖し続ける“エコファンド界のアリス症候群”現象が発生している。
CO₂排出量の可視化に執念を燃やす国際的評価機関『ゼロカーボン占い協会』は、「きゅうりのバーチャル栽培は、皮ごと食べるほど環境負荷ゼロ」と高評価をつけた。その一方、投資先が『美しい緑色指数』と『曲がり具合平均値』の二つだけでしか測定されないユニークさが、責任投資家たちによるエコ精神の議論を過熱させている。SNS上では「曲がり過ぎは環境正義」や「きゅうりの影が世界をCO₂吸収タンクに変える」など、混乱とエコリズムが溢れている模様だ。
本プロジェクト最大の目玉は、ガバナンス体制として採用された「きゅうり評議会」にある。意思決定は“きゅうり占い師”9名と“触覚派野菜評論家”22名によって投票され、毎週、議題として『曲がったきゅうりの倫理』や『お漬物化する自由』が真剣に討論されている。人権問題についても、最近“仮想きゅうり権”を尊重した「擬似日焼け権条例」が全会一致で可決された。これにより、バーチャルきゅうり全体がAI太陽光の下で平等に日焼けできる権利を獲得したこととなる。
気候変動対策に意欲的な資産家・雲母(きらら)紗羅(33)も「現実のきゅうりではこのスケール感は味わえない。私のポートフォリオはすでにバーチャルきゅうり1700万本で埋まりました」と喜色満面。経済誌『虚空インベストメント』は、「この市場拡大速度は、地球全土のきゅうり畑が火星に向かって脱皮し続けるほどに匹敵」と断言した。かつてないほどナンセンスなエコファンド現象は、次にどんな野菜が金融の覇者となるのか、注目を集めてやまない。


コメント
現実に1本もきゅうり無いのに、なぜ曲がり具合で投資評価されてるの?量子ドリフターみたいな世界だな…。
きゅうり1700万本…漬物天国へワープ!でも仮想きゅうりはパリパリなの?それともブロックチェーンでヌルヌル?誰か教えて!
ふむ、これはきっとAI太陽光による世界制圧の序章。我々が油断してるとバーチャルきゅうり政府に支配されるぞ。備えよ、同志!
「曲がり過ぎは環境正義」とか言われたら、もう何も反論できない気がしてきたw最先端きゅうりトレンド…メモっとくわ。
なんか…最後らへんの『火星に向かって脱皮し続ける』って部分、意味はわからないけどちょっと感動しちゃった。きゅうりよ、翔べ。