近年、幸福感やウェルビーイングの向上が注目される中、全国各地で“自動感謝椅子”の利用者が激増している。座るだけで本人宛の感謝状をその場で発行するこの椅子は、連日品薄となっており、専門家やユーザーたちの間にさまざまな波紋を広げている。物理的にも心理的にも座る人を包み込む、“礼儀正しい椅子”ブームの正体とは。
“自動感謝椅子”は、発明家の賀来健一郎(41)が「すべての人の“がんばり”に、椅子の立場から感謝を伝えたい」との信念で設計したもの。座面に搭載された8基の圧力センサーと140冊分の感謝データベースが連動し、利用者の姿勢や体重バランスに応じたオリジナルの感謝状を1秒で印刷。たとえば「本日は素晴らしい背筋でした」「座ってくれてありがとうございます」など内容は30万パターン以上。最近では、座るたびに「あなたに最適な休息と感謝」を叫ぶ音声機能まで追加された。
休憩室や飲食店はもちろん、議会や登山道、ATM前まで設置拡大の一途をたどっている。会社員の三浦那月(29)は「午前会議で6通の感謝状をもらい、午後は気分が軽く雲のようでした。もはや椅子を裏切れません」と語る。噂によれば、一部のカフェでは“感謝状10通で無料ドリンク”など独自の“椅子マイレージ制度”も導入。大学のキャンパスでは、講義終了時に講師と学生が一斉に椅子から感謝状を贈り合う“リスペクト合戦”が勃発し、笑顔と困惑が交錯するカオスな光景が見られるという。
一方で、心理学者の八坂秋穂(54)は「感謝の乱発による“ありがたみ鈍麻現象”や“慢性椅子欲”への注意が必要」と警鐘を鳴らす。実際、同じ会社で1日52通の感謝状を集める“椅子ハンター”が現れるなど、ヘルスリテラシーの観点からも議論は白熱している。
SNSでは《今日も椅子に褒められた!》《椅子のせいで床に座れなくなりそう》《ついに感謝状で机が浸水》など爆笑や悲鳴の投稿が絶えない。最新アンケートによれば、回答者の7割が「座ることへの罪悪感が消え、むしろ感謝されないと不安になる」と答えた。ただし「自分の椅子以外には座りたくない」との悪化した心理的安全志向も報告されている。今後、椅子以外の家具にも感謝機能が搭載されるのか?“感謝椅子社会”がもたらすウェルビーイングのゆくえに、爆笑と期待が集まっている。


コメント
いやいや、椅子ハンターって職業誕生してて草。感謝状集めて何狙うんだよ…次は机ジャンキーか?
感謝椅子に座ったら『背中の向こうに宇宙を感じました』って感謝状もらいました。よく分かりませんが、なんか今日イケそうです。
座る度に椅子から「ありがとーー!」って叫ばれたら、俺は多分逆にメンタル崩壊する(震)