全国規模でサステナブル社会への変革が叫ばれる中、中央持続可能倫理院は突如「リサイクル影(かげ)」を法定通貨に認定するという前代未聞の決定を下した。国内各地では影を集める人々が列を成し、各家庭ではゼロウェイストを超えた“ゼロシャドウ”運動が勃発している。
新通貨“リサイクル影”の誕生は、あらゆるリサイクル政策をひっくり返す衝撃的なものだった。自らの影を収集し再利用することで市民は水道光熱費の支払い、果てにはバス代まで賄える仕組みに移行。国土緑化推進庁の矛田(こうだ)ミツノリ長官(61)は「影は無限に再生する唯一の純国産資源。ついにエネルギー自給率100%超が現実味を帯びてきた」と語る。しかし、影の再生紙化や“グリーン水素影”精製所など関連産業は連日パンク状態となっている。
市民の間では新たな“影バンク”が流行。影資産を高利回りで運用しようと、日光浴による影の膨張投機が相次いで検挙された。彫刻家の摩周トド子さん(44)は「私は家の壁に50年分の影を貼りつけて蓄財しています。でも隣人が“影泥棒猫”を飼い始めてから減りが激しい」と証言。SNSでは『早朝5時に公園の木陰を一人占め』や『影を圧縮して10分の1倉庫に』など、影の“グリーントランスフォーメーション”自慢合戦が巻き起こっている。
消費動向も一変。老舗百貨店『竹林百貨』は全館を影専用フロアに改装し、リサイクル影で購入可能な“半透明カーテン”や“エコ影バッグ”を販売。エネルギー庁の純木ノ葉技官(39)は「影市場拡大に伴い、地下鉄も“影電車”に転換します。乗客は影を車窓に預けるのみ」と説明。影の輸出入取引では、既に近隣国から“日本産プレミアム影”への熱視線が注がれており、壮大な影バブル経済の到来を専門家は予測している。
一方で、倫理観を問う声も。大学生の雛形ミカサさん(20)は「影を失ったら自分が薄くなる気がする」と不安顔。動物福祉協会も「野良猫への影盗難対策は急務」と警鐘を鳴らす。それでも“影の資源化”により、社会のゼロウェイスト化とエネルギー自給率の劇的向上、新たなリサイクル経済圏が一気に現実となりつつあるのは、疑いようのない“影絵的”事実だろう。



コメント
影って…物理的にどうやって集めるんですか?ゼロシャドウ運動って日光に当たれば即終了しません?
影を集めてバスに乗れる世界線、ついに到来…!! 俺も公園で影ハンティングしてくるわw #影集めガチ勢 #影バンク開設希望
中央持続可能倫理院…?やはり政府は我々の影を通じて新たな支配手段を模索している可能性が高い。ただちに帽子の着用推奨。
影バブルとか影バンクとか斜め上すぎて笑うしかないwww 影泥棒猫の犯行現場をぜひ特集してください( ・∀・)ノ
まあ、影なら無限にあるからインフレにもならんし、確かに理にかなってる…のか?よく分からんけど面白い時代になったなあ。