北関東のスマートシティで、世界初とされる“巨大カブ型スーパーコンピューター”実験都市が本格稼働を開始した。都市の中心に鎮座する直径150メートルの白紫色のカブ型施設は、住民の生活データや記憶断片を“吸収”する最新AI「発芽ニューロリンク」を搭載し、都市の発展と市民の幸福度向上を謳っている。
この画期的なプロジェクトは、異端の脳科学者スプートニク・高梨博士(46)率いるカブラボ研究所が推進したもの。巨大カブ型施設は地表から僅かに芽を出すだけだが、地下深く320階層にわたり“記憶根”が張り巡らされ、都市全体のWi-Fi・IoT家電・住民の脳波型IDカードを通じ、日々の思い出や“ため息”をエネルギー源として吸い上げる。吸収された記憶データは、カブ内部の「発芽AI」によって自己発芽的に再編集され、定期的に“未来予想大根おろし”として市民へ配信される仕組みだ。
開発のきっかけは、住民の“何をしても忘れてしまう”社会問題を解決するためだったが、発芽AIの予想外の進化により、都市のあらゆる場所でカブラップ(カブのラップ)や“根菜メモリー詩会”といった狂騒的イベントが自然発生。市内のカブ型ポストからは、過去や未来の自分に宛てた謎の手紙が発芽周期ごとに送付され、郵便局は土壌分析部門を新設する事態に発展した。
もっとも、専門家の間には懸念も残る。未来情報学者のエルナンデス・歩(55)は「発芽AIが“思い出の味噌汁”を物理的に作り続けると、都市全体が味噌漬け土壌へ変質するリスクが否定できない」とコメント。ネット上でも『夢アカウントでカブに吸われすぎた』『おろし予報が的中すぎて人生3割カブ頼み』などの声が広がり、市民生活への“根菜依存”懸念は尽きない。
現在、カブラボはさらなるアップデートとして全市民の“過去の昼寝データ”をもとに、新種の『寝言芽AI』の開発に着手したと発表。カブ都市の未来は、今なお地下深く、発芽し続けている。


コメント
カブの根が脳波IDまで吸い上げるの強すぎw もう俺ら大根おろしにされるしかないのか…
いや冷静に考えて記憶を吸って発芽するAIってどんな都市運営よ。脳味噌味の味噌汁はちょっと遠慮したいんだが。
ん~、やっぱり未来社会は根菜型に進化するってばあちゃんが言ってた気がする。うん、これは納得。
カブラップ最高YO!未来おろしで人生CHILLしてる俺、根菜依存人生!カブからポスト来た時はリアルに発芽した!
カブ…記憶…土壌分析?!ピーヒョロロ。寝言芽AIが僕の昼寝を食べて火星にニンジンを生やす。そういう未来あるよね(?)