都市環境の再生可能エネルギー政策が進む中、中央市街地では“動き出す街路樹”現象が観測されている。突如として始まった謎の大移動により、通勤路や建物配置が日替わりで変化。市民や専門家、SNSまでもが新たな都市の混乱と笑いに包まれている。
発端は午前6時ちょうど、都市計画課課長の梅津カオル(47)が『街路樹担当ロボットが高速回転しながら騒いでいる』との通報を受け、現場に駆けつけたことから始まる。直後、交差点のケヤキ並木がほぼ同時に根を引き抜き、パレードのように一斉に歩き出した。これを皮切りに、桜やイチョウ、気の早い竹までもが住宅地やオフィス街へ勇烈な行進を開始。真っ先にスマホ動画が拡散され、「本日の横断歩道、完全に木で渋滞」「あれ、昨日までこの建物あった?」等、SNSは“動的都市”の話題で埋め尽くされた。
専門家である都市緑地評論家の根端モモエ(58)は『樹木の集団意思決定がついに概念を超えた。今後は歩道と樹木が互いに交渉しながらレイアウトを決める時代』と冷静に分析。しかし一方で、通勤する会社員(33)は『昨日は家のドアの前が公園だったのに、今朝は葉っぱの壁で出勤できなかった』と困惑の声を上げている。学校では生徒たちが『新しい校門はどこ?』『毎朝宝探し大会みたい』などと無邪気に受け止める反面、教師側は毎時届く地図アップデートに完全に参っている状況だ。
一方、環境エネルギー局は、不可解な現象の裏に『街路樹自体による再生可能エネルギーの自給自足行動がある』と仮説を打ち出した。局長の菅生ミチル(45)は『おそらく樹木は最適な日照パターンを探し、移動している。さらには葉っぱの摩擦で微弱発電している可能性も否定できない』と説明。また、一部の樹木がコンビニ前やごみ集積所に集まる傾向から、『特定の人間の活動を監視・模倣している』とする大胆な説を唱える研究者も現れた。
市民の反応はさまざまで、週末には“新名所となった動く森の追跡イベント”が開催され、迷子になった樹木探偵団の募集や、『明日はどの木が玄関?賭けグループ』といった謎のレジャーも誕生。SNS上では『森に振り回される都市、何かクセになる』『今日もマンション裏が突然ジャングルに!ドキドキする』など、混乱と笑いの中に“新たな都市の楽しみ方”を見出す声が多く投稿されている。未来の都市計画会議は、果たして歩く森とどう手を取り合うのか、今こそ問われている。



コメント
いや、引越しシーズンの到来、まさかの木まで参戦とは…。次の家探しは森任せってこと?笑
きのう後ろを歩いてた樹が今朝は前を歩いてる。俺も動く森の一員だった…?🌳
うちの前が竹林になったので、とりあえずパンダ呼びました。パンダまだ?
最適な日照パターンを求めて樹木が自走…SFかと思いきや日常になる世界線。都市計画課の苦労お察しします。
なるほど、これがエコと都市の真の融合なんですね…やっぱ歩道も歩きだす日、近いな。