観劇ファンが熱視線を送る最先端メタバース劇場「仮想夢幻座」にて、前代未聞の“主演果実”問題が発生した。新作舞台『メロンの逆襲—果肉のトゥーランドット—』の公演中、主演を務める俳優・タチバナ淡路(35)が突然物理的なメロンへと変貌、さらに蔓が観客席へと伸び始めるという奇怪な事故である。
舞台は物語のクライマックス、本物のメロンを模した衣装が大喝采を浴びていた最中、仮想現実エンジンのバグによる異常熟成現象が発生。タチバナ氏の衣装が実体化し、みるみるうちにジューシーな果実そのものへ変化。そのまままるで意思を持つかのように蔓が観客アバターに絡みつき、劇場は一気に“没入型果物狩りフィールド”と化した。なお、この間俳優本人は「心までメロンになった気分」と感想を呟き続け、制御不能となった姿が配信で世界中に生中継された。
公演後には劇場運営AI・オトタナカ37号(人工知能)が緊急会見を開催。「まさか舞台から果汁が本当に滴るとは、想定外の演出でした。今後は野菜俳優および果物スタッフへのバグ対応を強化します」と謝罪。一部観客からは「メロンの蔓に絡まれる夢が叶った」「スイカの次回作に期待」など興奮冷めやらぬ声も上がった一方、皮が硬すぎてアバターが脱出不能になったため2時間舞台を周回する“観客メロン狩りループ現象”が発生、SNSでは「#仮想果肉脱出成功」がトレンド入りしている。
仮想空間演劇学の第一人者・カメヤマ輝夫准教授は、「これは俳優のメロン的自己実現と観客のバーチャル農作業欲望がガチで交信した極めて稀なケース。今後“エディブル実演パフォーマンス”が舞台芸術界に新風を呼ぶ可能性もある」と指摘。今月末には追加公演として『苺の逆鱗—種子パニック編—』が早くも発表されており、シトラス系俳優組合や葉物野菜劇団との協業にも注目が集まる。
なお、最前列で“メロンに絡め取られるアバター体験”をした観劇評論家・アラキ安奈氏は、「皮の内側から劇場を見渡す体験は初めて。次は個人的にパパイヤ役者も要望したい」とコメント。全てが新感覚に包まれたメタバース舞台の進化、その行く先を人類はまだ知らない。



コメント
メロンとトゥーランドットが交差するとこうなるの!?皮固すぎて脱出不可は草。これが次世代の演劇体験…なのか?
やっぱな!仮想夢幻座がついに果物に飲み込まれる未来、俺は信じてたぞ。次はきっと進撃のバナナが来る。バグよ、ありがとう!!!!!
みなさん、落ち着きましょう。物理的に熟成した俳優が観客アバターに蔓を絡めるメタバース、どこに需要あるの?そしてシトラス系俳優組合って何。新時代だね。
俺も昔、心がメロンになる気分で仕事してた頃あるから、なんか分かる気がする…自分を熟成させたい夜もあったよ。
皮の内側から世界を見る日が来るとは思いませんでした。パパイヤ役者、全力で応援します。果物の逆襲に震えろ。