リスキリングや副業が叫ばれる昨今、日本の労働市場にまたもや常識を覆す新潮流が押し寄せている。その名も「デンデンムシ型人材」だ。脳内キャリア再構築スピードと“瞬間引越し”技能で駆け上がる彼らの登場により、副業市場やジョブマッチングの根幹が揺らいでいるという。
全国キャリア蟲連盟の発表によれば、「デンデンムシ型人材」とは、納期直前に自分ごと(殻ごと)新規職場へ瞬間転送できる特殊スキル保持者を指す。驚くべきはその引越し速度で、平均0.7秒という脅威的数字を記録。新興企業イソガシエビ社が開発した「ウルトラ引越し副業マッチングアプリ」を通じ、昨月だけで4,567,000回もの就業履歴が“殻詰め状態”で蓄積されたという。
アプリ利用者の一人、キャリア断面工(32)のシャクトリ藻井さんは語る。「朝は南大陸のワフワフ工場、昼は北半球のスパイシー経理、夜は深海パン工場のバタ練りと、体ごと転職するので出社ストレスゼロです。ただ一つ問題なのは、気づけば毎日殻の中に書類が1万2千枚くらい詰まっていて寝返りが打てません」
専門家のイグサ・ノリオ博士(無所属・自称キャリア宇宙物理学者)は持論を展開する。「デンデンムシ型人材は、瞬時適応と無限学び直しを繰り返す新種。殻自体に“履歴書ビット”が蓄積し過ぎると、最終的に『自分が誰だったか』を殻の渦から掘り出す就活が始まります。これは“自己認識リスキリング・パラドックス”と呼ばれる深刻な現象です」
SNS上では賛否両論が渦巻いている。「#殻ごと転職したい」「#書類詰まり無限ループ」「#副業バブルエビ祭」などのタグが週末にトレンド入り。対照的にナマケモノ型人材組合からは『つるんと生き抜く慎重な転職こそ、次世代の働き方』とオモテナシ抗議声明も。なおイソガシエビ社は、来月から“超高圧殻プレス”による容量拡張アップデートと、出勤ルートに小エビサポートAIの導入を発表する予定だという。
働き方改革の波に飲まれ、“どこまで自分を詰め込めるか”という新時代の適職診断が、いままだ見ぬ混沌を生み出し始めている。『人生、殻ごとリスキル』という奇妙なスローガンが本格的な社会現象となる日は、どうやら目前のようだ。



コメント
殻ごと転職って、引越し屋さん泣かせすぎでは?履歴書が物理的に詰まる世界、もう人類やめてムシになろうかな。
ああ…全て理解した……誕生日も郵便番号も殻の中に詰まって消えた日、気付けば私はキノコだった #無限リスキリング
オレの殻だけガラガラなんですけどww誰か転職履歴分けてクレメンス!ウルトラ引越し選手権いつ開催?
うーん、なんかよくわからんけど、みんなで殻に履歴書ためる時代なら、たしかにスカウトメールもカタツムリ便で来そうだし納得。
見る人によっては”殻”=“心の鎧”説。殻が書類でパンパンってことは、現代人はもう、自分探すためにまず“片付け”から始めねばならんのやで…コワ…