有明スポーツ惑星スタジアムに、新時代団体球技の嵐が吹き荒れた――23ヶ国230名が集結し、“12競技を同時開催するミックスボールユニバーサルリーグ”の記念すべき開幕ゲームが行われた。最大の話題となったのは、全審判が訓練済みのパグ犬だったことである。
ユニバーサルリーグは競技境界線を意図的に消滅させることを掲げる異種混合球技。サッカー、ラクロス、バレーボール、5人制ラグビー、ハンドボールに加え、卓球やカーリング、さらに『空想球(インビジボール)』など未定義競技までが統合された。1つの巨大フィールドで、選手は数十人ずつチームを組み、混沌としたルールで試合を展開。過去には“人体が分裂しない範囲で自由”なる怪文規定が存在したのみだったが、今回から「審判団パグ犬制度」が正式採用されたことで、さらなる混乱が約束された。
開幕戦では、片手で車椅子バスケットボール用フライングゴールリングを運びながらラグビーボールを蹴る選手、宙に浮かぶバレーボールネットと格闘するゴールキーパー(ゴールは球体で浮遊中)、ラクロス用クロスでサッカーボールを捕獲し無限パスを繰り出す中学生エース、陽気な応援団が投げ入れる“魔法のナス”による意図不明のポイント追加など、一秒ごとにルールがもつれていった。審判を務めるパグ犬14匹は、主に直感とおやつ報酬で判定。「ワン!」と鳴けば即座にゲームが一時停止し、首に括りつけられた鈴の音でペナルティ発動。「ハンド」の基準が犬の気分で揺れるため、選手は半泣きで抗議するも、犬側はすぐお腹を見せて無効化する始末。
地元スポーツ推薦少女・尾崎ましろ(17)は「パグ審判の前で全てが無力。ゴールに直進したらワン!って鳴かれて一発退場だった」と語り、対戦相手であるカフカ・ビオランタン(仮名)は「ゴールキーパーが3m浮上してボールを防ぎ、どさくさで私の靴が得点にカウントされたのは驚き」と唇をかんだ。SNSにも〈判定基準、パグ基準〉〈新世界のスポーツ原始時代〉など祭り状態の反応が相次ぎ、トレンドには“空中ゴール”と“なす得点”が急浮上。主催団体によると、今後は猫系審判やアジアジンコヒツジ型副審の採用も検討されているという。
専門家(スポーツ物理解析家・蛸井つよし)の調査によれば、「選手の動きが全方向、さらに時間軸に逆行する場面すら観測された。パグ審判の全人格的な直観主義によって、試合後には全得点がリセットされた」とのこと。なお、優勝チームは“今年はまだ未定”という声明が出されているが、ユニバーサルリーグでは試合ごとに新たなルールが生まれ、次節開催地ではゴールキーパーが“浮遊するイクラ”になることが有力視されている。



コメント
パグ犬の審判は想定外だけど、ルールが迷子すぎて逆に清々しい。なすポイントって加点基準どこ?もう誰か説明して…
俺の靴下も得点にしてくれーー!!👟🐶『ワン!』→世界線リセット→俺、優勝。ユニバリーグ参加希望wwww
やっぱりか。パグ犬は表向き審判だけど、裏で本物のルールブック食って消してるに違いない。次は猫系審判…つまり真の支配者登場、間違いない。
え、でも考えてみればスポーツの起源ってこういうカオスだったのかも。浮かぶイクラ…悪くない。むしろワクワクする自分がいる。
パグ審判の一鳴きで全てがひっくり返る――これが真の民主主義なのでは?ワン国会送った方が日本も面白くなるかも??