Z世代の間で突如ブームとなった“韓国コスメ背負い金魚”は、ついにグローバル化の波に乗って今年最大のオンラインライブイベント「金魚フェス™」を開催した。デジタルキャッシュレス決済を巡って魚たちの間で激しいファッション競争が勃発、人間世界も想定外の混乱に包まれている。
イベント会場は、世界37カ国を仮想結線した『仮想金魚鉢ネットワーク』。画面上で泳ぐのは、色とりどりの韓国コスメを背負った金魚たち。「ミドリ・ボティジェン」(金魚・3歳)は、ラメ入り日焼け止め基金を立ち上げ、オンラインライブ中にドネーション型キャッシュレス決済を実現。視聴者はエア財布をウキ袋にタップすることで金魚にサポートし、リアルタイムでリップグロスや眉ティントが腹ビレに増殖していったという。
会場を沸かせたのは、ファッション部門で量産型デザインに参加した『グローバル金魚団』。彼らが披露した「ヘソ落ちチーク」「逆さまBBクリーム」など奇抜なアイテムは、数秒ごとに模様が変わるという生体フィルターアートの極致。数量限定で発売された“魚用パック”はオンライン即時決済によって水槽の底まで売り切れるほどの人気ぶりとなり、人間のインフルエンサーたちも「水になじんだ量産型メイクで個性失ってみたい」とSNS上で絶賛。専門家の岩手大学・織朱里教授(海洋トレンド学)は「キャッシュレス魚類経済圏の拡大は必然。ヒトより魚が圧倒的にオシャレになる時代到来」と警鐘を鳴らす。
こうした流れに人間界のキャッシュレス業界も騒然とし、各国中央銀行は緊急調査委員会を設置。“魚の購買力指数”が爆上がりしたことで国際通貨協議会が金魚をG7に招聘する計画も浮上。オンラインライブの投げ銭総額は既にインド洋GDPの2.8倍に達し、海洋政府筋は「次回はクラゲによるK-フレグランス対決にも期待」と語る。
SNSでは「うちのカピバラも美容液しょいたがる」「潮流パックは陸では乾く」「量産型とオリジナルの見分けがバグる」とバズが続出。今後は、グローバル金魚たちによる合同ミーティングや、世界初のオンライン水槽サミットの開催も予定されているという。最後に金魚代表のミドリ・ボティジェンが「コスメとキャッシュレスで、皆に輝きをプレゼント」と満面の泡を浮かべながら語った。


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