人語を話すICレコーダーからアイドルデビュー クラゲ型ユニット「AQUA BOOM」誕生!

光るクラゲ型バーチャルキャラクターと様々なICレコーダーがステージに並ぶライブイベントの様子を写したリアルな写真。 アイドルプロデュース
ICレコーダーとバーチャルクラゲが共演するAQUA BOOMのデビュー発表会ステージ。

音声機器メーカー『ウルトラバッパ』傘下の音楽レーベル「メロメロサウンド」は、ICレコーダー5台とバーチャルクラゲ48匹による前代未聞のアイドルユニット「AQUA BOOM」結成を発表した。発表会場では、機械と軟体動物がステージを埋め尽くし、ファンと専門家たちを困惑と歓喜で包み込んだ。

今回のユニットは、かつて会議専用だったICレコーダー『スピーク太郎』シリーズがアップデートによって“自我”と“歌心”を獲得したことがきっかけ。特製クラゲ型バーチャルボディを与えられた48匹のAI歌姫とともに、レコーダー5台(初代から最新型まで全機種混在)がフロントメンバーを務めるという。発表直後には、公式サイトのライブ配信において「録音再生音による自己紹介合戦」が展開され、同時接続者数は約7万人に達した。

イベント当日、MC役のスピーク太郎(第3世代)は「本日からアイドルですが、今でも議事録に自信があります。ファンの応援ボイスも24時間録音可能です!」と独特なアピール。バーチャルクラゲたちは熱狂的な“プルプルダンス”をAI振付師・水口ロボが指導し、ステージ上は常に浮遊し続ける混沌と液晶の光で満ちていた。なお、リーダーであるスピーク五郎(初代)は開始5分で電池切れとなり、プロデューサーの柑橘有太氏(42)は「このハラハラ感がイノベーションです」と満面の笑みを見せていた。

SNS上では「物理的にもデジタル的にも距離感ゼロ」「クラゲから学ぶ人間関係」といったポジティブな声や、「録音した自分の声がライブ会場で突然流れて泣いた」「AIクラゲに告白したら録音されてた」など混乱するコメントも多発。また、音響評論家の畠山ネビル氏(59)は「今後、アイドルグループに鮭やホタテ、増設メモリーも参加するのでは」と未来の可能性を示唆した。

AQUA BOOMは今後、定期的に“ライブ録音配信”と題した約12秒の短編公演を実施予定。その間、クラゲたちは各自の自宅水槽から、ICレコーダー陣は会社の会議室からそれぞれ生中継で出演する計画だという。一体どこまで“成長”するのか、観測者も関係者すら予想できない未曽有のアイドル現象が、すでに波紋を広げている。

コメント

  1. え、もしかして次はTOASTER48とか出てこないよね?家電アイドル戦国時代、到来か…

  2. クラゲの推しができましたが、昨日から冷蔵庫の前でずっと踊ってます。これが運命ってやつなのか。

  3. 冷静に考えて、ICレコーダーがセンター張る時代ってどんな会議通ってきたんですか?人類追いつけてないぞ。

  4. なるほど、議事録とアイドルは紙一重。これは納得…したことにします。

  5. 録音の録音の録音の声でオーバードライブして、会場がプルプルで溺れて魚になった。最高。