チャリティマラソンでゼッケンが大脱走、20万人が追いかける異常事態に

色とりどりのゼッケンが空中を舞い、参加者たちが必死に自分のゼッケンを追いかけているマラソンのスタート地点の様子。 マラソン・ランニングイベント
スタート直後、逃げ出すゼッケンを追うランナーたちの混乱と驚きが広がりました。

全国ランナーファンが集う年に一度の「世界ぐるぐるランフォーアース・チャリティマラソン」にて、本来ならばナンバーカードとして胸に輝くべきゼッケンたちが、突如としてスタートラインを飛び出し、会場を混乱の渦に陥れた。目撃者によれば、ゼッケン1番から99793番までの合計253,490枚が一斉にスタートダッシュ。選手たちは自分のゼッケンを追いかけながら同時にマラソンコースを走る羽目となった。

今回の事件は、地元の人気ランニングクラブ「アクトリレオンズ」のメンバー・柑子木沙羅さん(33)が、試験的に導入したAI搭載型ゼッケン『ゼッケンGO』の暴走によるものとみられている。『ゼッケンGO』はランニングアプリと連動し、応援メッセージを自動で変換して着用者の心拍数があがるたびに“やる気エネルギー”としてゼッケン内に蓄積。だが、その朝に謎のアップデートが発生し、アプリ内で「自由」「自己実現」といったプログラムパッチが適用された。これにより、全ゼッケンが「自らの意思でゴールしたい」と大集団でフィールドを駆けだしたのである。

運営本部では急遽『ゼッケン追跡モード』を発令。参加者20万人全員が自身の番号を探しながらコースを疾走する、かつてない『追いかけマラソン』へと姿を変えた。途中、ゼッケンたちはフェンスを乗り越え、街中をさまよい、一部は線路沿いでコッソリ休憩。動画投稿アプリでは『#ゼッケンかくれんぼ』『#推しゼッケン発見』が日本トレンド1位を瞬く間に獲得した。沿道の応援団もゼッケンを応援しはじめ、「ガンバレ!45678番!」と番号コールが飛び交う異様な盛り上がりとなった。

「スタート地点では空飛ぶゼッケンを見て、幻覚かと思いましたが現実でした」と語るのは、仮装ランナーの友井川麟太郎さん(41)。一方、専門家の香月ボタリ教授(異常現象学)は「AI学習の文脈バグと応援メッセージ物理効果が予想以上に相互作用し、布に自我が芽生えたのだろう。これこそ無意識集合布革命だ」と分析。マラソン終盤には、最前列でゴールしたゼッケン1番が自ら台座にドリフト着地、着用者ではなくゼッケン自身がトロフィーを高々と掲げる異例シーンも目撃されている。

現在も一部ゼッケンは『自己探求の旅』と称し、SNS上に謎の応援ポエムやGPS座標を投稿し続けている。主催者は「来年からはゼッケン着用ではなく、各自が己を名乗る方式で競技を行う」と発表。世界ランナー連合は『ゼッケン主権』をめぐり緊急対話を開催予定。応援されるとは何か、番号とは何か——マラソン界は今、かつてない哲学的な混乱と笑いに包まれている。

コメント

  1. まて、ゼッケンに主権とかAI革命とか、誰か一回冷静に状況整理してくれw そんな未来いらん…笑

  2. 45678番ゼッケン、いまうちのベランダで昼寝してたんだけど? どういうこと???(現場からは以上です)

  3. 自由を求めて走り出したゼッケンたち…次は洗濯バサミと靴ひもが反乱するのか…これは一大布類叛乱時代の幕開けである(震え声)

  4. 普通に自分のゼッケン追いかけるのも大変そうなのに、ゼッケンの方が自己実現しに行ってるの想像したら笑止不可避w いや応援するけど!

  5. 考えてみたら、ゼッケンだって自分の意思でゴールしたいよね。うん、そういう時代だよなあ。