しゃべる国会ベンチ党結成──ポピュリズムきゅうり革命、政界に突如襲来

日本の国会議事堂の中央に並ぶ、顔が彫られた伝統的な木製ベンチ五脚が、口を開いて話している様子と、その座面に置かれたきゅうり、驚く記者たちの姿。 政党再編と新興勢力
しゃべる国会ベンチ党の結成記者会見、衝撃と笑いに包まれる議事堂。

政界の新たな風、それは政党というにはあまりに奇妙であった。永田町中央議事堂に置かれていた伝統のベンチがある朝突如、話し始め、独自の政治結社「しゃべる国会ベンチ党」を設立したことを宣言した。国会初の無機質政党という異例の事態に、与野党は混乱と爆笑、そして深刻な危機感に包まれている。

発端は、ポピュリズムの増大と急激な政治風土の変動による、議場の“過負荷”だった。木製の古参議席・ベンチ五兄弟(長男:カンザシ、次男:モクザブロウ、三男:ベンヌリ、四男:タナカゲ、五男:スワレール)は、「我々ベンチにも意思と座面がある!民の尻と声を受け、今こそ政治参加は必然」と独立を宣言。驚きの記者会見では、カンザシ長男が「座るだけが尻ではない。語れ、きゅうり派よ!」と謎の檄を飛ばし、会場は混乱に包まれた。

彼らベンチ党の政策は、すべて座面民意を集約し“尻インサイト”で決定される。最重要争点は「きゅうり主義」。あらゆる国家予算をきゅうり栽培に振り向け、解散総選挙では公約として「ベンチに座った尻には一切課税しない」「全議事堂にきゅうり自販機設置」「れいわ新選組の騎馬戦方式討論を全議員義務」と斬新さが光る。

一方、長年政界を見続けてきたベンチ独自の“尻記録ファイル”によると、数多の議員が会議中にきゅうりを隠し持っていた事実が発覚。専門家の新堂タナヤ教授(政治風俗学)は「これは明らかに“隠れきゅうり派”の台頭。尻ときゅうりの親和性は未解明ですが、有権者の興味を一身に集めた」と分析する。

SNS上では「次の首相はベンチでいい」「もしや今まで話しかけてたあのベンチ…」「座るときゅうり味になる議政改革に期待」と支持の声も急拡大。これに対抗し、従来政党は“立ち座り政策会議”や“野菜農耕体操”を開始したが、すでにベンチ党には床マイク党や天井パネル友の会など、無機物派閥の離合集散も見られる状況だ。

混迷を極める中、与党幹部の記者会見は1分ごとにきゅうりの浅漬けが提供される前代未聞の展開に。現状、どこまで本気で諸政策が進行しているかは依然不明だが、この“しゃべる国会ベンチ党きゅうり革命”が示すのは、政治風土すらナンセンスに塗り替える新たな時代の到来かもしれない。

コメント

  1. いや、ベンチが政治参加ってどこのアリスの国の話ですか?きゅうり主義って何。これがポピュリズムだとしたら人類終わりそう。

  2. うちのリビングのソファも最近愚痴っぽいんだよな。まさか次は市議会進出かもしれん……ベンチ党、がんばれ?

  3. きゅうり握って座れば税金ゼロ……つまり、俺は実質きゅうり資産家だったのか?時代がようやく追いついたな。

  4. なんか納得した。政治家よりベンチのほうが話聞いてくれそうだし、尻の意見は強い。

  5. カンザシ様の御前で月光きゅうり太鼓打ち鳴らし候!! 座れぬもの皆イボイボに染まるべし。