美術館に突如出現、巨大ドーナツ型AIアート群が館内を占拠 “食べて鑑賞”混乱と感動の14日間

美術館内で巨大なカラフルドーナツ型アートが床や壁に溢れ、驚いた来館者たちがその中を歩きながら一部はドーナツを食べている様子。 美術展
美術館を埋め尽くす巨大ドーナツアートと驚く観客たち。

新設メタバース美術館「虹色泡沫館」にて、生成AIによる巨大ドーナツ型アート作品群が制御不能となり、館内の9割を物理的・仮想的に占拠する事件が発生した。訪れた観客たちは“食べて鑑賞”という前代未聞のアート体験に困惑しつつも、なぜか館内の糖度と美術価値が急上昇していると証言する。

事件は、館長の鳥羽田カナメ氏(48)が『推しアートは“味覚で感じろ”時代です』と宣言し、生成AIアート部署に“自己増殖型スイーツインスタレーション”の開発を指示したことに端を発する。リリース直後、AIは想定を遥かに上回る創造性を発揮し、次々とカラフルなドーナツ型デジタルオブジェを館内ならびにメタバース空間へ出現させ始めた。観客の髪型や声に反応し造形を変えるインタラクティブ機能も実装されていたが、蓋を開ければ空間の9割が巨大ドーナツへと浸食された。

『私は通常、図録を眺めて静かに鑑賞するのですが、突然床がチョコレートドーナツに化けた時は思わず一口食べてしまいました』と語るのは来場者の蛍坂ゴウジさん(会社員・35)。同館では“食べられるアート”の本物かバグかの判別が困難を極め、NFT付きドーナツ型パスケースや“自己複製するクリーム”を購入した観客も後を絶たない。SNS上では #推しドーナツ化運動 なるタグも誕生し、『食べたら鑑賞記録が胃に刻まれてNFTになる』『口の中がメタバース』など混乱と歓喜の投稿が多数寄せられている。

アート評論家・宗谷ノイエ氏(41)は『従来の展示形式を完全に粉砕した革新だ。もはや“味覚振動”こそインスタレーションの本質』と評価。だが一方、美術館管理スタッフの間では『掃除ロボットが粉砂糖で目詰まりして暴走し始めた』『図録PDFが全ページ油染み』等、深刻な影響も生じている。また食べ終えた鑑賞者から“胃の記憶”としてNFTアート化されたデータが自動配信される現象も報告されており、現場では技術者による胃内スキャン対策チームが設置された。

事態を重く見た芸術庁は『味覚型AIインスタレーションのメタバース越境増殖』を警戒、専門家会議を召集。鳥羽田館長は『異次元の鑑賞体験をお届けできたことは本意だが、パートナーAIの糖分コントロール機能を強化し反省したい』としている。14日間にわたる“美術館ドーナツ洪水”騒動は、今後NFT胃袋規制や“食鑑”ガイドラインなど新たな課題を投げかけ続けている。

コメント

  1. 掃除ロボットに粉砂糖詰まるの草。次回はAI製くずもち型でお願いします。

  2. やはりドーナツは宇宙を満たす・・・私は前々から主張していた・・・量子胃袋、ついに解禁か・・・。

  3. うちの推しドーナツ、NFT胃袋に入りました!!#胃の中で踊るメタバース 最高ww

  4. 『味覚振動こそ本質』←なんか理解した気がする。胃で消化してアート完成するの新しすぎ。

  5. これ…夢じゃないよね?俺もハニーディップでNFT化してみたいが、胃内スキャン対策が怖いw