新潮流!水平津波競技大会、村中が板の上で“静止波”と格闘

黎明の堤防沿い、巨大な動かない波の上で多様な参加者たちが静かにバランスを取っている様子。 ウォータースポーツ
静止津波の上で動かずに耐える選手たちの真剣な表情が印象的です。

西日本の沿岸都市ルビナにて、世界初となる『水平津波競技大会』が開催され、村民たちはモーニングSUPやフライボードなど様々な乗り物で、動かない津波“静止波”の上をいかに動かさず漂えるか、その耐久力を競い合った。従来のサーフィンやカヤックとは一線を画すこの新競技は、地元住民の中で異様な盛り上がりを見せている。

大会発案者であり、水面安定協会の会長・カクラギ勇一郎(52)は「津波と聞けば普通は動的なものですが、静止津波は一切動きません。乗るほうの忍耐力が全て。これは哲学の領域です」と冷静に語る。当日、巨大な“流れない波”が地下装置で夜明けと共に堤防沿いに射出されると、ヨット部の女子高生から地元のボディボーダー、おじいさんのウィンドサーファーまで、総勢108名が謎の集中を見せて臨席した。

参加者の一人、郵便配達員のタリモリ純一(36)は「波が動かないので、こちらも動かない。でも30分たつと脳が“波酔い”し始めて足が痺れる。このまま自分も静止物になるのかと、一時哲学的怖れがよぎった」と振り返る。最年少5歳のシーカヤッカー・イウラナ芽衣は、ただお昼寝のまま1時間漂い、新記録。実況は意味を見いだすことを放棄し、“無”の時間が会場を静かに包んだ。

SNS上では#静止波チャレンジが拡散し、「波との一体化ってこういうことだったのか」「水の上で瞑想する大会がついに現実に」「重力担当の審判が気になる」など、予想外の芸術路線への評価と戸惑いが交錯した。会場サイドのカキ氷販売員は「これほど動きのない大会は初めて。氷を削る音がやたら響く」と首をかしげている。

専門家の見解も割れる。波動理論家ハバシ・オトヒメ博士(68)は、「動かぬ波に挑み、静寂のスポーツ世界を拡張する意義は深い。だが参加中に5人が“水面化”して溶けそうになったので注意を」と異次元のカタストロフィを指摘。一方、イベントは「次回には波の上下すら無い“平面水大会”への発展を計画している」と明かし、村民のさらなる忍耐力への挑戦が予感される。

コメント

  1. 静止してる波に乗るって…もうサーフィンというより哲学合宿ですね。優勝者は悟りを開きそう。

  2. 波が動かぬなら、我が魂も静止せんと欲する!しかしカキ氷だけは削り続けるのだ…無限ループのはじまりじゃァァァ!🐟

  3. 誰か実況映像アップしてくれw 無の時間が気になりすぎて夜しか眠れない。#静止波チャレンジ

  4. なるほどな…。動かず競う。これが令和のスポーツ精神なのかもしれん。

  5. 参加してた5歳児が寝て新記録とかもう全てがフリーダムすぎるww 平面水大会は絶対見たい。