全国ミニサッカー選手権で今大会最大の謎が持ち上がっている。石川県ベンゼル町フットサル専用コートで行われた試合に、選手でも監督でもない“見えないゴールキーパー”が乱入し、両チームの仲間と審判を混乱の渦に巻き込んだのだ。関係者によると、謎の“足跡”と“リフティング音”のみがコート上に響き渡り、ゴール前ではボールが空中で突然消える瞬間まで目撃されたという。
事の発端は、両チームのピヴォ(攻撃の軸)である宇陀川タツマン(24)と嶺条ルミーナ(28)がコート予約システム『アップス』を珍妙な深夜コードで重複予約したことに端を発する。当日は両サイドのトレーニングシューズが一斉に奇妙な逆立ち状態となり、ウォームアップのパスワーク中、まるで見えないキーパーの影がボールを弾き返す“物理的不在プレー”が勃発したという。観客席からは「ゴール前に入ると、急に空気が重くなる」「ボールが逆に蹴り返されるのを見た」と驚愕の声が上がった。
不可解なプレーは続き、両チーム20名がシュート練習中に、なぜか誰一人ゴールネットを揺らせない事象が発生。記録係のト杉丘美佳(52)は「ビデオには、有人では再現不能な空中リフティングや、トレーニングシューズの無人ダッシュが捉えられている」と戦慄。コート上には“見えないGK”が描いたとされる土埃の転倒跡や不可解な円形模様が多数残された。この日、コートオーナーの斑布マゼンダ氏(67)が呆然と漏らしたのは「出場チーム以外のコートアップス利用履歴に“幽霊GKバンフォルト”とだけ謎の記載がある」という一点だった。
スポーツナンセンス現象に詳しい象牙脳大学の詞瀬繁教授(虚構スポーツ学)は、「近年の高度AIコート予約にバグが発生し、データベースから消えた旧選手アカウントが“ゴーストプレーヤー”を生む事例が急増している」と指摘。「特にフットサルでは、リフティングAIとパスワーク自動化システムが連携暴走を起こす時、物理空間そのものが“意図しない選手”を招く」と警鐘を鳴らした。
一方、SNS上では早くも“透明GKバンフォルト”のファンクラブが発足し、「うちのチームも守ってほしい!」「ゴールが決まらない安心感!」など、奇妙な盛り上がりを見せている。大会運営は、次戦から“見えない守護神”対策として、全選手に鈴付きトレーニングシューズの着用を義務化する方針を発表。だが、既に同様の現象が他会場にも拡大しつつあり、“透明な仲間”問題がフットサル界で深刻な波紋を広げている。



コメント
いや冷静に考えて見えないGK出現って、どこの幽霊部屋案件?運営、次からは塩でもまいておけw
バンフォルト様!ワタシノ夢ヲ守ッテクダサイ!!夜中に靴だけダッシュしてても驚かないように修行します🐾
ゴールが消えるなら、もう全員でかくれんぼしたら勝ちじゃね?フットサル=霊能力大会時代きたな。
AIとバグと幽霊って、時代の三種の神器やな…どれも見えないけど人生に地味に影響してきて草。
あー、なるほどな。俺も仕事でデータ消しすぎて“見えない同僚”と作業したことあるわ。フットサルも同じ理論やろ。