北極グマ主催のクラウド会議、参加者全員“ベッドイン”ルールで世界DX戦略大荒れ

ビジネススーツ姿の北極グマ4頭がベッドでパジャマ姿のままパソコンでオンライン会議に参加している写真。 DX(デジタルトランスフォーメーション)
北極グマ執行役員たちによる“完全ベッドイン”クラウドサミットの一場面。

DX推進の最前線と呼ばれる国際組織「グラシアル・イノベーション協議会」は、革命的なデジタルトランスフォーメーション戦略策定のため、全参加者がベッドの中からしか参加できない“完全ベッドイン・クラウドサミット”を開催した。主催は驚くべきことに、会議用アバターを身にまとった4頭の北極グマ執行役員。新時代のDX戦略は布団から誕生するのか、各国経済界に動揺が広がっている。

今回のサミットでは、地球47か国のリーダーや企業幹部が“パジャマ着用必須・布団の中からのみ発言可能”という規則のもと、全員が寝転んだままクラウド会議に接続。会議冒頭、北極グマの長・ユッキーナ・クマガワ(役職:DX最高責任者)は「人類の仕事効率は全員横になった瞬間、大幅に向上する。立って働くDXなど前時代的発想」と断言した。なお北極グマ役員たちは専用の氷枕を用い、3分ごとにいびきを同期させながらクラウド上の権限調整を行ったという。

議題は至って深刻だったが、討議の途中から急速に現場は混迷。“リモートワーク×寝相戦略の最適化”“寝言マーケティング自動抽出クラウド活用”など、次第に意味不明なDX提案が飛び交う。トーゴリニア連邦代表のエスタ・メルクーリ会長は「ぐっすり寝たまま未開拓市場を攻略したいが、会議中に夢の中で入札参加してしまった」と悩みを吐露。ベッドイン推奨により、同時接続人数がしばしば全員“就寝離脱”し、AI議事録が“無音”で記録されるというバグも多数発生した。

一方で、“布団API”を運用するニューモナ星系企業ギルドからは新たなビジネスモデルも提案された。ギルド代表のジオ・ヌヌモ(44)は「全世界のパジャマ模様データをクラウド連携し、最も業績を上げた役員の寝癖情報を自動リツイートする“スリープ・マーケティング”で広告革命を起こしたい」と意欲的だ。SNSでは「寝てるだけで役員賞与ゲット」といった羨望の声も拡散し、“ベッドイン企業宣言”を表明する老舗象牙屋まで登場している。

専門家のタチバナ・モコ博士(脳内DX研究家)は「人類史上初、会議参加者の大半が夢精しながら事業計画を合意した可能性がある」と分析。なお、次回DXサミットは“完全寝落ち型・集合無意識クラウド合議”(参加資格:一晩で五回寝返りできる者限定)として開催され、北極グマ役員は「次こそ人類と動物界のデジタル溶融合が見られる」と寝ぼけてコメントした。布団の中で巻き起こるDX旋風は、まだ始まったばかりだ。

コメント

  1. いや真面目な会議で全員寝ながらとか斬新すぎて草。DXも布団から始まる時代か…パジャマ新調しよ。

  2. 待て、北極グマのいびきがクラウド同期ってどういう技術??気づいたら会議寝落ち全員離脱って、結局何も決まってない予感しかないw

  3. ……zzz……(まさか夢の中でDX会議に参加していたとは……これが集合無意識API……)

  4. やはり全世界のパジャマ模様データが秘密裏に収集されていたか。寝癖リツイートによる覚醒社会の幕開けだ。目を覚ませ。

  5. よっ!俺も毎日布団DXしてまーす!寝てるだけで給料GETなら明日から人生ベッドイン宣言しちゃうよ!北極グマのDX、まじパネェ!!