昆虫食ブームが新たな局面を迎えた。バグネシア共和国議会は突如、国家通貨を従来の紙幣・硬貨からコオロギパウダーへ移行すると発表。これにより全国の金融機関ではATMが振動しながら鳴き声を上げ、市民生活に前代未聞の騒動が巻き起こっている。
バグネシア中央銀行が打ち出したのは「持続可能な経済成長の推進と、風味豊かな決済革命の実現」を掲げた大胆な政策。全市民は来週から給料をコオロギパウダーで支給され、買い物ではグラム単位のパウダーをカップで量り売りしあう混沌の状況に突入した。電子決済も例外ではなく、スマホがコオロギ音を流しながら「ピッ」と交換成立を告げる新仕様になったという。ある銀行員、タギエ・ゴホリさん(44)は「正直、振動がすごくてデスクがずれる」と困惑気味だ。
市民の反応は多様だ。自宅で『パウダー年賀状』を手作りする祖父母の姿が流行し始め「郵便受けが真っ黒」とSNSで話題に。大手スーパー・グランドモスハウスではコオロギパウダーを詰めすぎたレジが“鳴き声過多”で一時閉店、レジ係のホイラ・マメ子さん(32)は「叫ぶコオロギと一緒にレシートも飛んでいく」と語る。家庭ではパウダーの取り扱いをめぐるトラブルも報告されており、誤って洗濯機に投入した主婦(41)は「服がジャンプし続けて干せない」とコメント。
国内のフードテック企業クトゥルグラム社は、すでに『全自動コオロギATM』(通称“鳴き袋”)を開発。利用者が通帳の代わりにエサ皿を差し込むことで、好みのコオロギ鳴き声を選択しながら残高確認できる機能を搭載した。食品安全庁のアナトール・コガネモリ長官は記者会見で「パウダーの舞い散りによる時空の一部歪みが観測されているが、健康被害は未確認」と安全性をアピールした。
経済学者のウィラ・チョメロー教授(53)は「コオロギパウダー経済は持続可能性だけでなく、会話に無限のツッコミ所を生みだす」と指摘。SNSでは『#お給料バフバフ』や『#虫のいい話』がトレンド入りするなど、国をあげたパウダー狂騒曲が加速中だ。来週からは新500パウダー札――表面に巨大コオロギ本人が描かれ、擦ると鳴く新技術――の流通予定も明らかとなった。果たして昆虫食国家の未来は、ひらひら舞い上がるのか、それとも粉々に消えるのか。



コメント
冷静に考えて、給料をパウダーで受け取る時点で所得税の計算どうなるんだろ…?会計士さん地獄じゃん。
鳴くATMが全国に!?俺の家の下にもいたわww次はゴキジェットで賃金止まるバグ来るぞこれ!
パウダー年賀状…郵便受けが真っ黒…つまり、ウチは毎年“闇”が届けられるってことか。なんか納得。
コオロギパウダー経済、これはUMA支配層の陰謀。パウダー音波で脳内虫化計画が着々と進行中。目を覚ませバグネシア国民!
給料日、家に帰ったら服がジャンプしてて干せない問題発生wwwコオロギATMと鳴き声で給料ガチャ回す時代、もう令和どころじゃないな!