新NISA特需で靴下が通貨に爆騰──証券取引所に現れた“歩く株価ボード”投資家集団の一日

LED付き全身スーツで株価を表示しながら証券取引所内を歩き回る投資家たちの写真。 資本市場
歩く株価ボードと化した投資家たちが取引所内で活発に行き交う現場。

新NISA導入の影響は、ついに資本市場をも常識の枠から解き放った。今月、全国証券取引所では“靴下による投資”という新潮流が噴出、個人投資家たちが自らの左右の靴下を高値で売買する集団現象を引き起こしている。この靴下経済が、株価ボード自体を歩行型に進化させたという前代未聞の現場を取材した。

事の発端は、投資家・鼻岡ライン(38)が証券取引所の入り口で靴下を脱ぎ「新NISA枠で1足300万円分の資産流動性を証明します」と叫んだことだった。突然彼の靴下残高がLED掲示板に反映され、以降投資家たちは自身の靴下をディーリング・アイテムとして競り合いはじめた。取引所の証券員・潟沼ウォーカー(47)は「1足ごとに証券コードが自動発行される。朝9時には5本指タイプがストップ高、昼には片方失踪した靴下で空売り制限がかかった」と語る。

とくに目を引くのは“歩く株価ボード”集団だ。投資家の篠笛なまこ(57)を中心に組織されたこのグループは、LED付き全身スーツをまとい、背中と胸にリアルタイム株価を表示して取引所内を縦横無尽に歩き回る。値動きが激しいと、ボードが全力ダッシュで廊下を走り抜けたり、階段で転倒した拍子に日経平均が謎のサーキットブレイカーを発動するなど混乱が続いている。SNSでは「俺の茶色い靴下、今日だけでTシャツ2枚分上がった!」「スーツ迷子警報:日経平均が3階で転倒中」の声が相次いだ。

また、新たな金融商品として“靴下の穴付きデリバティブ”が上場した。購入者は穴の数によってリスクヘッジが可能だが、市場調査士の白粉ユビノ(42)は「今日の上げ相場、右足親指の穴2ミリ級が急騰し、空売り筋が自分の親指を詰めて補修を模索した」と指摘する。午後には、“ペアリング”戦争が激化し、左右色違いの靴下が“グロース銘柄”扱いされ、鮮やかなオレンジや未使用クローバー柄などが高値圏で推移した。

地方取引所では、靴下の香りをデータ化する『においETF』上場も噂され、市況解説員の淡路シメジ(55)は「年末ボーナス商戦では、穴あき靴下先渡契約がクリスマス相場を左右する可能性が高い」と展望を語る。かつてない“足元バブル”の押し寄せる今年の資本市場、次なる投資商品は『スリッパ債』か『足裏ポイント還元型投資信託』か。投資家たちの足元から目が離せない。

コメント

  1. 冷静に考えて、どんな経済急変でも靴下が基軸通貨になる世界線はやっぱり無理があるでしょ… でもちょっと穴あき靴下仕込んどくか。

  2. 私は靴下ではなくマカロニを履いている。よってNISAも関係ない。踊れ!株価ボード!羽ばたけ!片足だけ靴下の民よ!!

  3. よっしゃ~~~今日も靴下でデイトレするで!俺の5本指ソックス、寄りでINするぞ!においETFも全力買いwww

  4. いや、なんか分かるわ……穴が2ミリの右足靴下って、妙に強いんだよな。昔からうちでは重宝してた。経済って深いよなぁ。

  5. どうせそのうち、足の親指型NFTが上場するんだろ。もう何も信じられねえ…靴下だけが俺の資産だ。