このたび、茨賀県カスピ市で前代未聞の防災イベントが発生した。市民全員がイカ形非常持出袋を背負って一斉にパレードし、そのイカが突如自主的に避難行動を開始したことで、市内の防災意識が爆発的に高まったという。前例のない「イカ耐震運動」に、自治体は混乱と歓喜の渦に包まれている。
事の発端は、カスピ市防災課の山口沙弥(39)が開発した『イカ式救急セット』。見た目は4メートル級の巨大イカのぬいぐるみだが、内部には無数の非常食(全てスルメ)、停電対策用の発電足、支援信号を発する超音波墨ジェットを完備。さらにイカの吸盤には地域住民のLINEグループが24時間連動するスマート機能が搭載されている。全世帯配布1時間後、このイカたちが突如ピリピリと動き出し、自律的に集団パレードを始めた。
パレードは午前3時13分、カスピ市中心部で勃発。最初にイカを背負って外に飛び出したのは主婦の駒場百合江(46)で、「イカが早く逃げろと腕を吸いはじめた」と証言する。イカたちは互いに絡まりながら道路を占拠し、避難訓練用の体育館まで隊列を維持。その途中、マンションの耐震性を確認するイカ、コンビニのレジ前で非常食の追加補充をするイカなど、自由すぎる行動パターンを披露。市民の間では『イカの判断に全幅の信頼を置くべきか』をめぐり議論が沸騰した。
防災課では「イカが地震前兆を感じ取る機能」についての公式説明会が開かれ、担当技師の広瀬尚人(27)が『設計時にイカ墨インフレーションに備えたバグが、避難動作の暴走に繋がった可能性が高い』と釈明。だが市民からは『イカの判断に従う方が安全』『墨ジェットで停電が回復した』『毎晩スルメだけを食べさせられて便秘した』などの声がSNSに殺到。一部の小学校では、朝礼時に“イカと瞑想し共振する時間”が設けられるなど、「イカ耐震教育」が猛烈な勢いで拡大している。
一方、パレードの影響で救急セットを背負った本物のイカ(推定224杯)が海から上陸。市街地で自ら“イカ成分100%非常食”になって市民に奉仕し始めた。これを受け、市長の武良潮生(62)は『本来の防災意識とは何かをイカと共に再考したい』と真摯に述べた。しかし防災課では、『次はカニ型バッグの開発も視野に入れているが、動きが横方向に偏り避難効率が懸念される』との課題も浮上している。カスピ市の“イカ耐震社会”化は今後どこまで加速するのか、引き続き注視していきたい。



コメント
イカが勝手に避難始めるの想定外すぎてワロタwww でもスルメしか食べさせてもらえないのは人権的にどうなの?
いやこれ、完全にイカに支配され始めてない?次はタコ型が来ると見た。墨ジェットはやっぱり陰謀だと思います。
🦑イカ耐震社会、爆誕!市長、次はカニじゃなくサンマバッグでお願いします~夜道はピカピカ光れ!
本物のイカが自ら非常食になりに来るって因果ってこういうことか…何か納得してしまう自分が怖い。
体育館にイカ大行進で、ついでにレジでスルメ補充ってカスピ市めちゃくちゃ楽しそう。イカに人生預けるのもアリかも笑