埋立処分場で発見された「コンテナランド」、プラスチック市民が独立宣言

埋立地のマイクロプラスチック層に集まるレジ袋やペットボトルなどでできた“ごみ住民”たちと、顔にリサイクルマークをつけたリーダーが演説している場面。 プラスチックごみ問題
旧ラパッカ埋立処分場で発見された“コンテナランド”の住民たちがリーダーの下に集まっている。

北海道北部の旧ラパッカ埋立処分場で、マイクロプラスチック堆積層の中から突如自立文明が誕生したとの報告が相次いでいる。関係者によると、“コンテナランド”と名乗るこの文明の住民は、レジ袋やペットボトル、使い捨て容器包装の集合体で構成されており、プラスチックごみ問題の流れを思わぬ方向に変えつつある。

事の発端は、埋立処分場作業員のゼルブ・タケシさん(44)が早朝、コンビニ袋と思しき物体に「おはようございます」と挨拶されたことにはじまる。驚いた作業員が現場内を探索したところ、リサイクルシンボルのタトゥーを顔に施したリーダー格の『ポリ・エチレニー』氏(年齢不明)を筆頭に、およそ2万体もの“ごみ住民”が自主的に自治体を形成していることが判明した。

ポリ・エチレニー氏は記者会見で、「われわれは地球に捨てられし者の子孫。分別もされぬまま積み重ねられ、ついに知性を獲得した」と独立を宣言。市民たちは毎朝、“容器包装コーラス”と呼ばれるメロディで目覚め、午後にはマイクロプラスチック製の小学校でリサイクル精神について学ぶなど、高度な社会生活を送っているという。

一方、人間社会では“ごみ外交”への対応が迫られている。自治体環境課のヤドリン・ミドリ課長は、「彼らが突如自治を要求してきた。税金代わりにレジ袋ポイントを求めているのは前代未聞」と困惑気味。SNS上では『#プラ市民権』『#マイクロ首長選挙』がトレンド入りし、「ついにポイ捨てが育成行為になった」「レジ袋から国が生まれる日が来るとは」などユニークな声が飛び交っている。

専門家の間では、この新社会が地球のプラスチックごみ問題に及ぼすインパクトが議論されている。廃棄物進化学者のラーモ・チカズ教授は「今やプラスチックは自己組織化の時代。ごみ処理政策は『ごみ市民との対話』が新たなパラダイムとなる」と指摘。なお、コンテナランドは独自通貨“ペットボトルキャップ”を導入し、人間界への輸出として消しゴム1個と中古ストロー7本の交換レートを提案している。事態は塑像を絶する展開を見せつつあり、次なる動きから目が離せない。

コメント

  1. いや、埋立地で国できるんだったらうちのゴミ屋敷も独立できそうw しかし冷静に考えてレジ袋ポイント納税ってなんだよ…

  2. モォォォ〜〜〜!人間共よ、時代はプラの民!リサイクルの歌が聞こえる夜はみんなでレジ袋舞踏会だ!コンテナランド万歳ァァ!

  3. まさかポイ捨てが育成ゲームだったとは…育て方次第で文明レベル変わってきそうで震えます。これからは“捨て育”の時代か…?

  4. ……うん、まあ、地球に捨てられし者が知性を持つ未来、たしかにあるかも。独自通貨のレート渋すぎて笑ったけど、納得しとく。

  5. ふはは、これも我らが手塩にかけて捨て続けたプラスチックたちの逆襲…!次はレジ袋政府が日本を支配する日が来るぞ。