脳内インベーダー!“ニューロ魚”が思考海を回遊、全市民に強制数独現象

脳波ヘッドセットを装着した人々が、神経ネットワークを泳ぐデジタル魚のホログラムを見つめている研究室の一場面。 脳科学
脳内で“ニューロ魚”が観測された異常事態の再現イメージ。

脳科学の分野で今、前代未聞の異常事態が波紋を呼んでいる。ブレインテック研究の権威として知られる天剣寺テルユキ博士率いるニューロ波探索団が、人体の神経細胞を住処とする未知の“ニューロ魚”の存在を発表、市民レベルでの大規模な意識混乱騒動につながっているという。

発端は、新マインドフルネス体験サービス『脳の海ダイブ』に参加した利用者1274名のほぼ全員が、突然「頭の中を泳ぐサカナ」に想念を乗っ取られ、24時間にわたり強制的に数独を思考し続ける症状を訴えたことだった。詳細な脳波解析の結果、それぞれの神経細胞ネットワーク上で“魚型脳波”と呼ばれる規則的な波が発生、電子魚群がシナプスを見事に回遊する様子が観測されるに至ったという。

博士によれば、このニューロ魚は本来、各個人の認知症予防と創造力アップのために設計された人工神経パターンとのことだった。しかし、突如発生した“数独一斉占拠”現象の裏には、魚群同士のマインドネットワーク間で発生した全脳同期バグがあった可能性が高いという。「幸か不幸か、彼らは高度に協力的なため、無意識下で隣人の未解決パズルまで解き始めている」と天剣寺博士は苦笑する。

市民からは困惑と戸惑いの声が相次いでいる。大学生の古浪実(21)は「トイレットペーパーが足りているかどうか考えていたはずが、気づけば『ここに5、いや違う…7!?』と無限数独空間に落ちていた」と述懐。さらに、脳内魚の影響で「就寝中でも“魚群数独”が自動再生され、夢の中なのにパズル検証をしている」と語る老人会の智巣タマ子会長(72)もいる。

一方、SNS上では“脳内ニューロ魚専用水槽設置法”“シナプス回遊ルート実況中継”など新たなコミュニティも急増。「魚がパズルを解くなら、我々は何を考えればいい?」、「俺の脳ミソが潮干狩り会場になってる」といった投稿があふれている。

今後、世界初の『ニューロ魚捕獲祭り』や、失われた自分の意識を取り戻すための“マインドフィッシング選手権”開催を模索する動きも始まっている。天剣寺博士は「彼ら(魚)の新しい活用法を模索し、21世紀型思考漁業の幕開けとしたい」と結んだ。果たして市民たちは自らの脳内海を取り戻せるのか——全てはニューロ魚のヒレ先に委ねられている。

コメント

  1. 数独って脳トレの定番だけど、強制で脳内魚に解かされたら逆にボケそうw マジで次は何に乗っ取られるんだよ…

  2. これもう俺が考えてるんじゃなくて魚に考えさせられてたんだな!?昨日の晩ごはん思い出せないのも全部魚のせいだ。魚許すまじ。

  3. えっ魚が脳内ぐるぐるして数独解くの?俺のハムスター(脳内ペット)は今日も回し車こいでるけど、アップデートで魚になる日待ってます!

  4. 考える魚の気持ちが分かった気がする…ついに魚も人間社会のピースを得たんだね…。次は俺たちがエサかもしれない(納得)

  5. 脳内海→魚→数独→潮干狩り→パズル漁獲高7万トンww 意味全然わからんけどそんな時代に生まれて良かったぜ!!