今や歴史愛好家たちの間で最も議論を呼ぶ事件――源義経と徳川家康が、時空を超えたテニスの頂上決戦を繰り広げたことが判明した。場所は鎌倉の名もなき砂利道。動員された歴女たちは、半世紀分の史実と推しメン信仰が融合した応援合戦で場外乱闘状態となった。
この出来事の発端は、考古学者・三毛猫井戸部(41)が掘り起こした“時空すべりだい遺跡”である。誤って歴史好き女子会がスライドインしたことをきっかけに、パラレル日本史大会を開催せざるを得なくなったという。出場選手として召喚されたのが、牛若丸時代の源義経と、江戸幕府開闢直前の徳川家康。その対戦種目がなぜ“時空硬式テニス”だったのかは、未だ研究者たちの間で意見が割れている。
試合は、義経の“九十九折れ跳び返しサーブ”と家康の“静岡蒸し返しフォア”が火花を散らす超高速展開。途中ボールは安土桃山時代の岐阜城天守を数回貫通したほか、アウト判定で梁塵秘抄が突然詠まれる怪現象も発生。観客席からは『推しが飛翔するたびに次元守護霊が増える現象、学会に報告したい』(歴史愛好家・椎名あまね(29))との声も上がった。
トーナメント中盤、観戦していた歴女たちが『義経の汗が鎌倉彫になった』『家康のバンダナが御朱印帳へと変化した』など、物理法則無視のコレクション合戦を開始。試合は次第に本筋を外れ、応援による応援が応援を呼ぶ“応援逆流現象”が発生。最終的に、スコアボードが“万葉集”と化し、両者とも自らの出自を読み直す時間が必要となったため、勝負は中断された。
専門家筋であるポニーテール史観学教授・霞田べるつ(57)は、「これは新たな歴史的転換点であり、今後は合戦ではなくテニスラケットで思いをぶつけ合う時代が到来すると見ている」と分析。SNS上には『この現場、是非推し活聖地として国宝指定を!』『義経派と家康派でグッズ合戦、インフレ不可避』といった意見が爆発的に拡散している。なお、来週には“豊臣秀吉vs卑弥呼ペア対馬決戦”も計画されているとの未確認情報も浮上しており、日本史のリアルタイム再編集はさらなる混沌を迎えそうだ。



コメント
いや、なぜテニス…?合戦でなく打ち合いの時点で史実から二歩半逸脱しすぎでは。応援逆流現象は新しすぎて笑う。
大丈夫!?家康のフォアで時空裂けてない!?この次、秀吉と卑弥呼ペアの派手なサーブで地球割れてほしい(願望)
義経が鎌倉彫の汗を量産→家康が御朱印帳バンダナ装備→結果:万葉集スコアボード爆誕。納得、それが令和。
絶対これは徳川埋蔵金を守るための政府の陽動作戦。すべては時空すべりだい遺跡から始まる…また一つパズルが埋まったな。
テニスでぶつかり合う時代キターーー!義経のサーブ、推し活の新定番!歴女トーナメント、俺も参戦して応援で時空バグらせたいw