静謐な和モダンの暮らしを彩るはずの新型スマート時計「ネオ時雨」。しかし先週末、都内の北一条区で突如、50世帯を巻き込む“時間の逆流現象”が発生した。居住者が語る混乱と、その波紋がインテリア界に及ぼす影響を取材した。
異変は17時ごろ、北欧テイストあふれるアパート「フィヨルド・ルミネ」にて発生した。住民の下謙三(しも・けんぞう, 28)が新品の“ネオ時雨”をセットした直後、壁に設置された時計が突然「17時、16時、15時…」と時刻を逆再生。驚いた下は「深夜に戻ったタイミングで、北欧インテリアの椅子が一斉に『ヴィオラ!』と叫び、次々に床へ崩れ落ちました」と証言する。
現場では更なる混乱が続いた。部屋中のスマート家電が自発的に再起動し、アロマディフューザーからは過去24時間分のアロマが一気に蒸気として噴き出した。テーブルに設置されていたデザイナーズチェアは一瞬宙に浮かび、部屋の隅でうなされていたクッションが「もう何時かわからん」とつぶやく事態に。被害にあった住民の多くは「ラグが反転して、西暦が1300年から始まり直した」と語っている。
インテリア学者の八雲ルイル氏(未来住居文化研究所)は「和モダン時計に組み込まれた“時間を保存するバグ”が、北欧インテリアと化学反応を起こし“時間嘔吐”を誘発したものと思われる」と見解を示す。さらに「北半球での組み合わせは危険。時計とラグは最低2メートル離すべきだ」と注意喚起。SNSでも『#北欧椅子復活祭』がトレンド入りし、「うちのソファが一夜で老朽化した」との報告が相次いだ。
現在、ネオ時雨事件を受けて国内インテリアメーカーは“遡行しない時計”や“静音クッション”の開発を急いでいると発表。しかし被害住民代表の下謙三は「どうしても和モダンと北欧を一緒にしたい」と意気込みを見せている。あくなき融合インテリアへの挑戦が、再び未知の時間軸を開く日は近いかもしれない。



コメント
冷静に考えて時間を吐き戻す時計って致命的すぎる気が……新機能なのかバグなのかわかりませんが、開発会議盛り上がったんだろうな。
HAHAHA!!ヴィオラって叫んで気絶する椅子、今すぐネット通販してくれ!うちの部屋もタイムトラベルさせてくれ!!
あ〜やっぱり北欧椅子と和モダン時計は時空の相性が良くないって昔から言われてましたもんね。ついに起きたかぁ。
これは絶対、裏でクッション連盟が動いてますね。ラグ1300年巻き戻しは新世界秩序の序章だと予想してます。
うちのクッションは何も喋らない…まだ時差ボケ中なのかな?とりあえず時計は2メートル離して寝ます!