火星で急増「パラレル芋堀ラー」誕生 副業は“じゃがいも通貨”発掘で一攫千金を狙え

火星の赤い畑で宇宙服姿のワーカーたちが巨大な紫色の芋を掘り起こしている様子。 副業・兼業
火星副業の象徴となった芋掘りの最前線。

SNS上では突如「#火星副業」がトレンド入りし、世界の労働市場を大きく揺るがせている。きっかけは、南北コリデール連邦宇宙労働庁が火星植民区で副業を解禁し、地球外ポートフォリオワーカーの登録制を正式採用したことに端を発する。

火星副業の目玉は“じゃがいも通貨(通称:マルシアンチップ)”の掘り出しである。火星全域には政府公認のタイムチケット制芋畑が稼働しており、登録ワーカーは制限時間内に指定の畑で芋を掘ることで、芋1個=マルシアンチップ5枚のレートで報酬を得られる。これをSNS上で売買すると、地球時間でおよそ1時間ごとに価格が乱高下。ある日の高騰時には芋1個が仏像1体と等価交換されるなど、ミーム的インフレが発生、現地の市民団体が“芋依存社会”を懸念する声明を発表する事態へと発展している。

だが人気はいっこうに衰えない。現地在住の兼業芋堀ラー・唐沢パトリシア(47)は、「午前はSNS運用でパロディ論文を量産し、午後は宇宙スコップで芋を掘っています。一度、巨大な紫芋を当ててタイムチケット50年分を手に入れました」と語る。過去には芋を見つけるたび即座にSNSライブ配信することで“芋神ARフィルター”認定インフルエンサーになる事例も。最近では火星原産の虫型AIが勝手に副業にエントリーし、畑の管理責任者であるバルブパパ・ヨシコ戦士(年齢非公表)と判定合戦を繰り広げた記録が残る。

副業税制についてもにわかに混乱が広がる。芋掘り所得の課税区分について、地球からの税理監査チームが火星大気に飲み込まれる事故が相次ぎ、誰がどこで申告するかが完全なグレーゾーンに。火星財務省のコメンタリーAI居住体“カネメ・スパルタン”は、「納税書式576-A『青い芋』版をご利用ください。ただし、提出されたデータは畑のミミズ係によるくじ引き審査制となります」と説明し、ついに誰も完全な答えを理解しなくなった。

ビジネス専門家・尾瀬ルベルト(仮想人格)は、「サイドワークの多様化は地球でも進行中だが、火星ではもうキャリアの意味自体が芋の形に溶けている。人間もAIも虫も平等に“副業者”であり、芋通貨こそが今後のグローバル金融だ」と断言。SNSには「妹が芋で株を買った」「隣人がタイムチケットで月の光を副業換算」など、現実離れした証言が大量投下されている。新時代の働き方は、火星で“芋を掘る手”から始まるのかもしれない。

コメント

  1. 副業が芋掘りって、平成の時代に『芋掘り遠足』でイキってた自分に教えてあげたい。芋こそ宇宙のメイン通貨になるとは…令和超えて火星もカオスすぎ。

  2. 火星原産の虫型AIが芋掘り申請って、令和暦どこ行った?そろそろミミズ係の審査もブロックチェーン対応しないと納税書類全部焼きイモになりそう。

  3. ワタシの芋はどこだ!?パトリシアさん、巨大紫芋当てるコツ教えてくれ!地球にも芋転送はよーー!!#火星副業 #イモ不足

  4. 納税書式『青い芋』版て…青色申告より申告難易度高そうで草。結局税理士じゃなくてミミズ任せなの謎の安心感ある。

  5. なるほど。火星副業バブルの正体は芋だったのか。月の光すら副業換算できるなら、いずれ呼吸もマルシアンチップ払いになる日が来ると見た。