今年も各地で盛り上がりを見せるライブフェス。しかし首都周辺の音楽イベント「スーパーミラクル音魂フェス(通称:SMOF)」で、誰も予想できなかった騒動が巻き起こった。きっかけは、会場内で密かに配布された“ささやく弁当”。この謎のフェス飯が、音響・コール文化・観客の常識すべてを崩壊させたのだ。
主催者の千堂ニコル(フェス運営責任者・41歳)は、午前9時の開場後まもなく、不審な現象が発生したと語る。「ステージ中央のスピーカー群が自律的にダンスを始め、PA卓のモニターは次々と鮭弁の写真に書き換わりました。コールマイクは“サンマァアアア!”と叫ぶばかりで、一向に音楽に戻りません」。
来場者の丙子咲良(会社員・26)はこう証言する。「昼食に買った“ささやく弁当”のタコウィンナーが、箸をつける前から『イケてるコール入れて!』とねだってきて、びっくりしました。隣の知らない人のカラアゲは自分から輪になって踊っていたし、弁当のご飯で“ウェーブ”の指示が出されて観客全体が震えました」。
事件の発端と推測される“ささやく弁当”は、同時多発的に会場の複数出入口で自動販売機から配布されていた。しかし、購入時には『コール』というボタンを押さないと蓋が開かず、おかず同士が即席合唱を開始。しかも、そのハーモニーが高周波ノイズとなり、全音響設備が共鳴の末「味噌汁モード」に強制切替された。この現象について、異音楽評論家の相良マックス(56)は「人類史上初、食事による音響覇権の瞬間。次世代フェスでは食べ物による“推し”合戦が主流になる」とコメントしている。
午後には、観客によるコールが“異弁当語”に統一され、誰もがタコウィンナー語やカラアゲ語で叫ぶ異様なムーブメントが発生した。SNSでは『#タコウィンナー推し』『#コール飯革命』がトレンド入り。主催側は音響系AIエンジニアによる収拾作業を進めているものの、戻ったマイクから再び冷めた弁当が独自MCを始める事態となり、終演まで人と飯の主役交代は止まらなかったという。
なお、翌日以降、“ささやく弁当”は周辺コンビニの棚から一瞬で姿を消した模様だ。音響機器メーカー協会は「今後はおにぎりや納豆巻き等、無口系飯の監視強化」を声明として発表した。音楽と飯のコール戦争――来年以降のフェス文化がどのように進化するか、世界中が注目している。



コメント
弁当が音響機器を支配するとか物理法則どこいったんだ…。あと“味噌汁モード”ってなんだよ。説明を求む。
まってwww来年は自分の推し弁当作って行くしかないじゃん!タコウィンナー語、今から練習します🐙
だが我々は知っていた…コール飯革命は始まりに過ぎぬと。納豆巻きが目覚めるその刻、人類の朝食は滅びる…
そうか…やはり弁当は静かじゃなきゃな。黙ってうまい、が正義。コール要求してくる飯はNG!
Yo!SMOFでタコがラップ!唐揚げも踊るし、スピーカーも合いの手、味噌汁モードでフィナーレや!!#タコ推し