量子ハト通信網が暴走、ニセ札ブームとSNS大乱舞──一瞬で世界が“ぽっぽ化”

無数のデジタル風のハトが駅前やATM、ビルの屋上に着地し、街が白い羽で覆われている様子の写真風画像 通信技術
量子ハトが一斉に街中へ着地したQPI起動直後の混乱を描いたビジュアル。

全世界の通信技術界に衝撃が走った。長年構想だけが先行していた『量子ハト通信インターネット(QPI)』がついに起動したのだが、開発者たちの予想を超えて暴走。ビットコイン改札が盛り場で詰まり、SNSは「クルック!」の波に飲み込まれるなど、想定外の社会現象が巻き起こっている。

QPIは、シュレディンガー流の不確定性原理を応用した“量子ハト”に、欲望・秘密・トレンドワードを同時搭載し超高速通信を実現するという野心的プロジェクト。主体設計者の九頭見クロノ氏(43歳・技術顧問)は、「ハトはいつも帰巣するからセキュリティも万全」とコメントしていたが、啓動直後から全国に6000億羽の量子ハトが“同時着地”するというノイズ事故が発生。各地の駅前やATM、カラオケボックス上空が、未帰還メールと未承認フィンテック送金で真っ白に染まった。

SNSでは『ぽっぽろぐイン』がトレンド入り。ユーザーの秋山ゴータさん(25歳・自営業)は「スマホが一晩で37回“クルック通知”鳴った」と困惑を隠せない。一方で、QPIの“鳩便失敗”が仇となり、新たな経済循環も生まれている。量子ハトが誤って配布した『量子透かしニセ札』が、突如ネット上に爆誕し、『ハトコイン』経済圏が狂騒。露店商の宮畑るい子さん(56歳)は「先週までは500円硬貨を投げてた客が、今は鳩型NFTで買い物していく」と語る。

この混乱を逆手に取り、“量子ハト・マイニング部隊”なるサークルや、鳩の“ピジョン語翻訳家”が続々出現。SNS上では「次世代SNSは“コクピコ”だ」「DMが全部鳩の羽根」といった新語も急増。さらに量子ハトの暴走により、10分ごとに“すべての自撮り写真が羽付き”になる副作用まで確認されている。京都大学無音通信用研究所の百道トオル教授(59歳)は、「これは未曾有の社会通信進化。だが人間が“ぽっぽ化”しない保証はない」と意味深に警鐘を鳴らしている。

現在、QPI本部では“総ハト回収モード”にて事態の収拾を図っているが、社内に放し飼いされたハトたちが、ときどき全社クルック会議を主宰しており、状況は混沌を極めている。フィンテック業界からは、「次は“量子カメ通信”の時代だ」との声も。だが、コインを鳴らせどクルックが飛び交うデジタル社会──その着地点は、まだ誰にも読めない。

コメント

  1. 冷静に考えると、情報通信をハト任せにした時点で勝ち目なかった気がする。あと、電子マネーが羽ばたく時代って何。

  2. ワタシハハトデス。ポッポポッポ、カラアゲコワイ。人類ハ、ツギハカメ化ダ。コクピコ!コクピコ!

  3. 自撮りが毎回羽根付きになるのウケるw てか、量子ハトマイニング部隊って何するんだよ!w #ぽっぽろぐイン

  4. これはイルミナティのハト版だな……インターネットは最初から羽根が生える運命だったのさ(謎納得)

  5. ATMの上空に白いハト雲…それが現代社会の真実。俺も次回のランチはハト型NFT払いにするわ、クルック!